ど〜も!節約と投資で経済的自由を目指す底辺の社畜です。
今回は、新社会人が最初に持つべきクレジットカードについてお話しようと思います。
新社会人が最初に持つべきクレジットカード
2024年3月から4月にかけて、各ネット証券でのクレジットカード積立の上限が毎月10万円に上限解放されました。
各証券会社がポイント還元率をどのように変えてくるのか、みなさんも固唾を飲んで注視していたことでしょう。
結果、ほとんどの証券会社は、毎月の積立額を5万円から変更しなければ還元額も変わらないという設計に落ち着きました。
みなさんも安心してのではないでしょうか。そう、SBI証券のショッキングな発表がされるまでは。
これを踏まえて、新社会人が最初に持つべきクレジットカードはいったいどのカードなのか?
結論から言うと、それでも新社会人の皆さんが持つべきクレジットカードは、総合力で「三井住友カードゴールド(NL)」または「Oliveフレキシブルペイゴールド」となります。
これまでの歴史とわたしの失敗談
ここからは、三井住友カードのゴールド系に絞ってお話をさせていただきます。
まず2020年のコロナ前頃からの歴史を振り返ってみましょう。
ネット証券は、SBI証券が一人勝ちの状態から始まります。
楽天証券は、楽天カードで積立投資を行うと1%を楽天ポイントで還元するという高還元を武器に証券口座数を伸ばし始めます。
わたしもこのとき楽天証券の口座を開設しました。
このことが口座開設数に響き、2021年中に楽天証券はSBI証券を超えてネット証券での証券口座数No.1となりました。
しかし、楽天が楽天モバイルで通信キャリア事業に参入してから事態は一変します。
想定を超えるモバイル基地局の設備投資と、想定を下回る契約者数によって、楽天は怒涛の改悪ラッシュとなります。
携帯電話に関して言えば、月のデータ使用量が1GBまで0円というありがたい価格設定だったのですが、いきなり1,078円というまさに寝耳に水といった発表がありました。
しかも、自分で0円と設定をしておきながら契約者が悪いと言い出す始末。
わたしもこのとき楽天モバイルをやめました。
改悪は楽天モバイルにとどまらず、楽天証券にも及びます。
手始めに、投資信託保有で還元されるポイントがほぼ0になってしまいました。
続けて、これまで1%だったクレジットカード積立の還元率を0.2%(代行手数料が低い投信)まで引き下げると発表したのです。
このときは衝撃でしたね。
SNSでは、楽天は潰れるんじゃないかと言う人が溢れていました。
ここが勝負と考えたのでしょう。SBI証券が攻勢をかけます。一般の三井住友カードで0.5%、ゴールドカードで1.0%、プラチナプリファードで5.0%という還元率を提示してきたのです。さらに、お引越しキャンペーンと銘打って、株式や投資信託の移管に係る費用を全額キャッシュバックすると発表しました。
わたしもこのときNISA口座を楽天証券からSBI証券に変更しました。
投資信託の移管はまだしていませんが、これから実施したいと考えています。
ほんとに楽天に振り回されっぱなしだね。
ただ、ここでもNISA口座の減少の勢いは楽天証券の想定を超えていたのでしょう。
クレジットカード積立の還元率を0.5%に戻してきたのです。さらに、楽天カードでの積立とは別に毎月5万円まで楽天キャッシュでの積立ができ0.5%の還元を受けられるので、毎月10万円積立を行うことができる人は、毎月500ポイントの還元を受けることができるようになったのです。
この間、マネックス証券も楽天証券への対抗策として毎月5万円まで1.1%の還元という驚異的な還元率を提示してきました。
ここまでが、クレジットカード積立の上限5万円までのお話です。
改悪のおそれはあるけどとりあえずはコレでいいんじゃないか?
ここから、クレジットカード積立の上限が10万円になってからのお話です。
結果だけをお話すると、
楽天証券で受けられるポイント還元の上限は、毎月15万円の積立で750ポイントになりました。
SBI証券は、一般カードなら毎月10万円の積立で500ポイント、ゴールドカードなら毎月10万円の積立で750ポイントの還元を受けられるようになりました。
マネックス証券は、毎月10万円の積立で730ポイントの還元を受けられるようになりました。
そして、auカブコム証券では、毎月10万円の積立で1,000ポイントという驚異的な還元を受けることができるようになりました。
これだけなら、断然auカブコム証券一択ということになりますが、他にも考慮しなければならない事があります。
まず楽天証券は、投信保有ポイントがほぼ0です。選択する理由がありません。
三井住友カードは、ゴールドでなければ役立たずです。一般カードは、たったの500ポイント還元ですから。しかしゴールドは年会費が5,500〜11,000円かかってしまいます。これでは意味がないのですが、年間100万円の利用で、翌年から年会費が永年無料となります。さらにさらに新社会人に役立ちそうなのが対象のコンビニ・飲食店で5%以上の還元を受けられる事です。
マネックス証券は、上限が730ポイントと高還元にもかかわらず年会費が無料です。しかし、楽天や三井住友と違いエコシステムを保有していないので他のメリットは大きくありません。
最後はauカブコム証券です。ここはエコシステムを持ってはいるのですが、楽天や三井住友ほど強力ではありません。
複数のクレジットカードを持つのであれば、楽天カード、三井住友系のゴールド、auPAYカードを持てば問題は解決できます。
しかし新社会人の中には、沢山クレジットカードを持ちたくないと言う人もいるでしょう。
わたしも10年以上クレジットカードは一枚だけでした。
しかもメリットがほぼないガソリンスタンド系です。
お金の勉強って本当に大切だよね。
いったいどれくらい損をしたんだろう。
もし、複数クレジットカードを持つとしても最優先は三井住友カード系のゴールドです。これを1年間集中して使って100万円修行を終えてから、次のカードを作りましょう。
対象のコンビニ・飲食店店で5%以上還元は、あなたの資産形成にきっと役に立ちますよ。
100万円修行が終わっても毎年10万円は使う必要があるので、対象のコンビニ・飲食店でランチなんかに使うと良いと思います。
SBI証券でポイント還元を受けるためには、毎年10万円以上クレジットカードを利用しなければいけないという、セコいルールが追加されました。クレジットカード積立は、この10万円に含めることができません。年間10万円なので月平均8,333円です。これくらいなら簡単に達成できるでしょう。
ちなみにわたしの住んでいるところでは公共交通機関でクレジットカードでのタッチ決済が可能です。
ランチでセブンイレブンやローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、ガスト、すき家、はま寿司なんかを使う人は、5%以上還元を受けながらお得に10万円を達成できるでしょう。
【5%以上還元対象のコンビニ・飲食店】
おまけ 新社会人へのエール
100万円修行に相性がいい副業をご紹介します。
それは、『せどり』です。
転売とは、定価より高く売ることですから、ここでは明確に区別します。
『せどり』は、販売者は利益が出ますし、購入者も定価より安く購入できるので、WIN WINですよね。
会社員の方は、優待価格で商品を購入することができる場合があります。定価よりかなり安い商品をクレジットカード決済で購入し、フリマやオークションで販売すれば、わずかばかりですが利益を上げることができます。
実際は、発送費や手数料を含めて赤字にならないように価格設定をすればOKです。利益を出す必要もありません。
価格を安く設定することで早く沢山売ることができますので、実質お金を使わずにクレジットカード修行を終わらせることができます。これだけでもクレジットカード年会費5,500〜11,000円×残りの寿命の年数分の利益が出たことになります。
さらに、クレジットカード利用によるポイントを受け取れてしまうのでどうしても利益が出てしまうのです。
とても相性がいいので、仕事に余裕が出てきたら是非『せどり』に挑戦してみて下さい。
コメント