ど〜も!節約と投資で経済的自由を目指す底辺の社畜です。
今日は、投資(資産運用)に否定的な意見を持っている人と話をする機会があったので、その内容についてお話しをさせていただこうと思います。
わたしは、もちろん投資(資産運用)肯定派です。
しかし、みなさんに無理やり投資を始めてほしいとは考えていません。嫌々投資を始めても長続きするとは思えないからです。
実際に、投資を始めてから投資を止めてしまうまでの平均的な期間は、日本人では4年未満と聞いたことがあります。短いですよね。
また、投資が必要かどうかは人それぞれです。例えば、余命宣告された単身者に資産運用は必要ないでしょう。その状況であれば、投資肯定派のわたしでも資産運用はしません。そもそも、人それぞれ考え方は違いますし、その人の考え方は尊重されるべきです。
このブログでは、わたしの投資の失敗や含み損を公開してきました。また、レバナス投資というアンチが多い投資(投機?)手法を使っています。
ですからこのブログの読者には、わたしの含み損を楽しむ投資否定派もいれば、わたしの資産運用の中では好調なNISA部分を見て投資を始めたような投資肯定派もいると思います。
今回は、投資否定派の友人に行ったインタビューの内容をご紹介させていただこうと思います。
投資肯定派、投資否定派、どちらにとっても参考になる内容となっていますので、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。
友人のプロフィール
まずは、友人のプロフィールからご紹介します。許可があった範囲で掲載していますのでご了承下さい。
年齢 : 47歳 (2024年現在)
性別 : 男性
職業 : 技術系会社員
年収 : 500万円くらいじゃないかとのこと
住所 : 地方在住
住宅 : 持ち家 戸建て
趣味 : パチンコ
配偶者 : 40代(年下)
配偶者職業 : 事務系会社員
配偶者年収 : 自分より少ないと思うけど分からないとのこと
子ども : なし
それでは、インタビューをどうぞ。
インタビュー
連休中に会った地元の友人と話す機会がありました。
この歳になると、会話の中心は健康の話が多目です。健康診断の悪かった数値を競い合ったりします。
ですが、同年代の将来に対する考え方に興味があったので、思い切って聞いてみました。
わたしが投資(資産運用)をしていることは知っていたので、話としては入りやすかったです。
資産運用やってる?
やってないよ。
興味がないんだよね。
資産運用するような貯金もないしね。
お金は働いて稼ぐものって考えているから、投資で楽して儲けるっていうのは悪いことのように感じるっていうのもあるね。
資産運用は、おこなっていないとのことです。
奥さんの年収は分かりませんが、フルタイム勤務ですから300万円より少ないことはないと思います。すると、世帯年収では800万円以上ですから、お金に余裕がないということもなさそうです。
ちなみに、世帯のお金は奥さんが管理していて、友人は昼食代別で5万円のお小遣いを貰っているそうです。羨ましい。
ですので、貯金があるのか、いくらあるのかは分からないそうです。
友人の個人的な貯金は無いそうです。理由は全てパチンコで使うから。とにかく「花の慶次」がアツいみたいです。軍資金が足りないときは消費者金融で借りたりもしているみたいでした。
怖くていけませんでしたが、貯金どころか借金があるのかもしれません。
40歳前の自分を見ているみたいでしたね。
住宅ローンは、毎月いくら払っているかを知らないそうです。全て奥さんが管理していると。
投資でお金を稼ぐことに罪悪感はあるのに、パチンコで儲けることに抵抗はない?
パチンコは趣味だから勝っても罪悪感は全くない。
仕事でストレスを抱えてるから趣味でバランスを取らないと病気になっちゃうよ。
投資というと個別株のデイトレードのような一日に何度も売買するというイメージを持っているようです。パソコンのディスプレイとにらめっこしているイメージですね。休みの日までパソコンとにらめっこしたくないそうです。
また、投資は自分が勝った裏で負けて苦しむ人がいるけど、パチンコは自分が勝っても困るのはパチンコ屋だから罪悪感はないとのこと。
パチンコなどのギャンブルはマイナスサムゲームです。一方でインデックス投資は長期投資ではプラスサムゲームであり、世界が財やサービスを産み出しているかぎり、少なくとも過去においてはすべての人が勝ってきました。
ギャンブルの還元率は必ず100%を下回るけど、インデックス投資の還元率は10年以上の長期では、少なくとも過去においては100%を超えているんだよ。
投資を始める気はない?
インデックスって何?
統計的にはそうなんだろうけど、個人レベルだと勝ち負けはあるよな。
俺はパチで1日15万円勝ったこともあるからパチンコを続けるよ。
投資を始めるかはともかく、絶対にパチンコはやめないという強い意志を感じました。
結果として、投資に回す資金がないので投資を始めることも無いと思います。
今の生活を続けるとして、老後資金はどのように考えているの?
不安はない?
不安がないわけじゃないけど、まだだいぶ先の事だから。
どうにかなるんじゃない。
うちの会社65歳まで働けるし、退職後は警備会社でバイトしてる先輩もいるから。
視点を変えて、将来についてどう考えているかを聞いてみましたが、あまり深くは考えていないようです。
そして、これはわたしの考えと正反対だったのですが、働けるうちは働き続けたいと考えているようでした。
60歳どころか65歳でも引退は考えていないようでした。
ここには、住宅ローンが大きく影響しているようです。40歳で家を建てたので、35年ローンで75歳までは収入が必要とのことでした。
繰り上げ返済は考えていないの?
今の生活(お小遣い)を犠牲にしてまで将来に備える気はないよ。
退職金が出たら、繰り上げ返済するかもな。
住宅ローンに関しては、わたしも失敗した口なのでなんとも言えません。35歳に戻れるなら絶対に家(分譲マンション)は買わないと思います。
繰り上げ返済をしないという意見は、わたしと一致していました。わたしは「将来の経済的自由のため」、友人は「今を楽しく生きるため」、とその中身は正反対でしたが。
うちは投資資金を捻出するために節約を頑張ってるんだけど、日常生活で工夫していることはある?
節約はしてるよ。
三井住友カード(NL)を使うと、お昼ご飯にコンビニとかファミレスを使うと5%くらいポイントがつくんだ。
もらったポイントをカードの支払いに充てると毎月1000円以上節約していることになるね。
節約は、少なくとも友人個人は全くしていないと思っていましたが、意外とクレジットカードは上手に使っていました。
ただ、三井住友カード(NL)を一年以上使っているようでしたが、ゴールドカードのインビテーションが届いていないところを見ると年間の支払いは100万円未満、つまり全ての支払いを集約するところまでは使いこなせていないようです。
生命保険とか医療保険は加入してる?
生命保険もがん保険も加入してる。
生命保険や医療保険には加入していました。しかし、毎月の掛金や保証内容については全く把握できていませんでした。死亡した場合に、奥さんがいくらもらえるかも知りませんでした。
恥ずかしながら、わたしも以前は知らずに掛けていました。今は医療保険は止めましたが、生命保険はわたしが死亡したらわたしが60歳になったであろう月まで家族に毎月15万円が支払われる掛け捨ての商品に加入しています。これのみです。
本当に昔の自分を見ているみたいな気分で話を聞いていました。
保険は、貯蓄や金融資産の状況によって要、不要が変わってきます。ですから友人が加入している保険が必要なものか、そうでないのかを判断することは、わたしにはできません。
しかし、保障内容については少なくとも把握しておく必要があると思います。必要以上の保障は、掛金が高額になってしまい無駄が発生してしまいますからね。
スマホは格安SIM(MVNO)?
auの家族割を使ってるよ。
奥さんと「格安SIMに変えようか?」って話したことはあるけど結局めんどくさくて20年以上そのままだね。
MVNOの存在は知っており、さらにMVNOにすれば携帯料金が安くなることも認識していましたが、面倒くさいという気持ちのほうが優先しているようです。
あと、格安SIMは、災害時に繋がりにくいって言う話を聞いたことがある、とも言っていました。格安SIMも使っている回線はdocomoとかauとかSoftBankと同じだよ、と教えておきましたが、おそらく面倒くさがって格安SIMに変えることはないと感じました。
NISAとかiDeCoって言葉は知ってる?
ニュースで言っていたから聞いたことはあるけど、どういったものかは知らない。
投資を拒否する理由を明確にするために「NISA」や「iDeCo」について聞いてみましたが、どういったものなのかは全く知りませんでした。
「NISA」や「iDeCo」がどういったものかを知らずに投資を拒否している、つまり明確な理由があって投資を否定しているわけではないということです。
おそらく、格安SIMと同様に勉強するのが「面倒くさい」というのが一番大きな理由だと推測しました。
繰り返しますが、わたしは資産運用をする、しないは個人の自由であり、その意見は尊重されるべきだと考えています。
「将来のことより今の生活を楽しみたい」というのも投資をしない立派な理由だと思います。
円安についてどう思う?
インフレの原因と言われているけど。
それもニュースで言ってたから良くないことなんだろうけど、よく分からない。
自分の生活には特に影響を感じないから。
経済のニュースをどの程度気にしているかを確認するために聞いてみたのですが、びっくりしました。
お昼ご飯をコンビニやファミレスで済ませているのであれば、物価が上昇していることは気づいているだろうし影響がないなんてことはないはずです。
おにぎりやカップラーメンの値段が上がってない?
影響がないことはないでしょ?
20〜30円値上がりしてもあんまり影響はないよ。
特に生活は変えてないし。
わたしには大きな違いに感じましたが、インフレに対する感じ方も個人差があることに気付かされました。
わたしは普段から内容量と値段は気にしています。ですから値上げには敏感に反応してしまいます。
そもそも、コンビニはATMで現金を引き出すときと「ヤフオク!」の発送にしか使っていませんので、私自身も実際にどの程度値上がりしているのかは分かりません。
普段からコンビニで買い物する余裕がある人には、今の物価上昇はあまり影響がないのかもしれません。
テレビニュースでインタビューを受けている人が「物価が上がって生活が苦しい」と言っているのを見ていましたので、みんなが苦しいと思い込んでいましたが、実態は、皆さんそんなに苦しくないのかもしれませんね。マスコミの偏向報道だったのかもしれません。
煽って政権批判した方が、マスコミとしてはおいしい結果になりますからね。
今は資産運用をしてないってことだけど、もし始めるとしたらどんなときだと思う?
お金のことは奥さんに任せてるから、奥さんが始めると言ったら始めると思うよ。
奥さんは反対してるけど、周りのみんなが資産運用を始めるって言ったらどうする?
やらない、と言うかできない。
お金は奥さんが管理してるから。
反対する奥さんを説得するのも面倒くさいし。
どうしたら資産運用を始めるか、という質問に対しては、「奥さん次第」と言っていました。ここは本心なのでしょう。
しかし、他の人が資産運用を始めたとしても、自分は流されることはないという強い意志、信念を持っているようでした。
奥さんを理由にはしていますが、本人は投資に対して拒否反応を持っているような印象ですね。
そこで、その拒否反応の理由を確かめるべく、こんな質問をしてみました。
投資をしている人って、どんなイメージを持ってる?
言いにくいけど、良いイメージは無い。
マルチっぽいイメージがある。
かなり言いにくそうではありましたが、「私のことは気にせずに正直なイメージを教えて欲しい」と言うことを何度も伝えて、なんとか聞き出すことができました。
結果は、衝撃的なものでした。
会話の最初の方でも言っていたように、投資には楽して稼ぐというイメージがあり、働いて稼がないのは「悪」という考え方が根底にあるようです。
また、「絶対に儲かるからお前もやってみろよ」と言われることが何度かあったらしく、そこがマルチ商法やネットワークビジネスみたいに感じたのかもしれません。
スノーボードを始めたばかりの人は、「絶対楽しいからやってみろよ」と必ず勧めてくるイメージですかね。わたしは、寒い冬にわざわざ寒い雪山に行くことが理解できないので、スノーボードの話題が出たらその場を離れるようにしています。彼らは必ず自分の価値観を押し付けて勧誘していますからね。
ここは耳が痛かったところで、私自身も反省が必要なことだと感じました。自分の価値観を押し付けて勧誘するのは確かに間違っていますよね。
話が逸れてしまいましたが、最近話題になっている有名人になりすました投資詐欺も影響を与えているのかもしれません。
こんな言いにくい事を正直に話してくれた友人には感謝です。
ありがとうございました。
インタビューを終えて
いかがだったでしょうか?
このブログを読んでいる人は、投資に興味を持っている人が多いと思いますので、結構衝撃的な内容だったのでは無いでしょうか?
ですが、よくよく考えてみると投資を行っていない人の方が一般的なのかもしれません。私達のほうがマイノリティということですね。
野村総合研究所の調査によると、「2021年時点で投資している人は25~69歳の人口の21.1%にあたる1,470万人に上ると推計される」とのことです。
2024年現在ではもう少し増えているかもしれませんが、それでも四人に一人程度しか投資をしている人はいないということですね。日本では。
つまり、
- 資産運用は楽にお金を儲けること。楽にお金を儲けるのは悪いこと。だから投資は悪いこと。
- 投資はマルチ商法やネットワークビジネスなどと同じ怪しいものだと思っている。
- 将来に対してそこまで不安がない。老後はどうにかなると思っている。
- 65歳でも70歳でも働けるうちは働こうと思っている。早期退職など全く考えていない。
- 節約に興味・関心が低い。
- 将来より現在の生活水準の維持・向上が大切。
と言う人の方が一般的なのかもしれません。
もっとも響いたのは、投資に対して「マルチ商法」や「ネットワークビジネス」のようなイメージを持っているということです。
これは、わたしの友人に限ったことかもしれませんが、投資をしている人はそう思われているかもしれないという心構えは持っておいた方が良いと思いました。
投資について、聞かれれば話すけれど、聞かれもしないのにこっちから勧誘するのは迷惑でしかない、ということは肝に銘じておきます。
しかしそれは、逆に言えば、わたしたちが自分のお金で投資をすることに対して誰かに文句を言われても気にすることは無いということでもあります。
「投資なんて止めておいたほうが良いよ」なんて言ってくる人もいますが、わたしは投資を継続しますし、経済的自由を手にして早期退職をしたいという考えを変える気はありません。余計なお世話です。
というわけで、
これからも
経済的自由を目指して
頑張るぞ!!
おー!!
投資肯定派の方も投資否定派の方も是非コメントをお願いします!
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