ど〜も!経済的自由を手にして早期退職したい底辺の社畜です。
経済的自由を目指し、節約と投資に励んでいます。
さて、2024年4月、多数の大手企業が賃上げを決定しました。
あなたが入社した会社も昨年の新卒の初任給より高い初任給を受けることができたのではないでしょうか。
わたしが飼われている会社も新入舎員を中心に賃上げが行われましたが、40歳より上の世代、いわゆる氷河期世代の賃金はほとんど上がりませんでした。
これが意味することを説明したいと思います。
そう、新卒者への提言です。
皆さんは、できるだけ早く複数の収入源を持てるように行動してください。副業、もしくはパラレルインカムというやつですね。
できなければ将来的に詰んでしまう可能性が非常に高いです。
先ほど述べたように、大企業を中心に賃上げが盛んに行われました。今後も、この流れは続きそうです。
なぜ、今までこの賃上げの流れが起きなかったのでしょうか?
それは、物価が上がらなかったからです。物価が上がらないから企業の利益も上がらず(実際は利益が上がって企業の内部留保が増えていましたが)賃金を上げられない。賃金が上がらないから労働者は消費ができず需要がなくなる。需要がないから企業は物価を維持する、または下げる。物価が上がらないから……。というスパイラルに陥っていた訳ですね。
ところが、突然潮目が変わることになります。
新型コロナ対策として行われた世界的な緩和政策によって世界各国でインフレが起こります。日本を除く各国はインフレを抑えるために利上げを行います。すると金利差が大きくなり急激な円安へと進んでいきます。さらにロシアや中東の産油国で紛争が起こり、エネルギー価格が急騰します。
結果、資源輸入国である日本でもインフレが起こってしまいました。残念ながら、コストプッシュインフレという、日本に利益が出るインフレではありませんでしたが…。
物価が上昇し生活が苦しくなった国民の不満を解消するという名分で、政府は企業に対して賃上げ促進税制を敷きます。
この2つの要因、インフレと賃上げ促進税制によって、賃上げが加速することになったという訳です。
しかし、よく考えてみてください。物価は上がりましたが、これはコストプッシュインフレであり、消費が活発になったことで需要が伸びる、いわゆるよいインフレではないのです。企業の利益が伸びた事によって賃上げが加速した訳ではないのです。
では、なぜ企業は賃上げを行ったのか?
それは、円安で利益を上げた企業が新卒者の初任給を大幅に上げたからです。新卒者は当然給与が高い会社への就職を希望します。つまり、賃上げをしないと新卒者を雇うことができなくなってしまったのです。
ですが、ここで思い出して下さい。企業は業績が伸びたわけではありません。一部の好業績企業を除いて全社員の賃金水準を一律に上げることはできません。
結果として、すでに働いている会社員については、若い社員に重点的に賃上げをおこない、中堅から高齢な社員はほぼベースアップ無しとなってしまいました。
『2年目の社員より、1年目の新卒者の給与の方が高いという逆転現象が起こった会社もある』というネット記事もありました。
さすがにこれは嘘だろうね。
うん、そう思います。
これが事実なら2年目、3年目あたりの社員は大量退職しちゃうよね。
ここで言いたいのは、氷河期世代を苦しめるなと言うことではありません。
企業は、採用できないと困るので若手社員の賃上げをおこなっただけであり、経験を積んだ中堅以上の社員への賃上げをおこなう体力はありませんでした。
これは、新卒者や若手社員が中堅の年齢に差し掛かったときの給与は伸びる余地がないということを意味します。
もっと具体的に分かりやすく説明します。
これまでは、毎年5,000円昇給していたとします。
ところが、賃上げ(ベースアップ)後は、毎年3,000円しか昇給しない、というイメージです。
結局、40歳になったときの賃金は変わらないという訳ですね。
一度上がった物価は下がりません。それどころか、緩やかになるかもしれませんが物価は少しずつ上昇するでしょう。
新卒者や若手社員が中堅の年齢に差し掛かる頃には、実質賃金は低下していると考えるべきです。
となると、今できる将来の収入を確保する手段は複数の収入源を確保すること以外にありません。
転職したって、転職先の賃金構造も大して変わらないからです。
海外企業に転職できるならいいですけどね。
若いうちは失敗するリスクを負う事ができます。とにかくチャレンジしてください。
『アフィリエイト』でも『YouTube』でも『せどり』でも『株の配当収入』でも『不動産投資の家賃収入』でも構いません。会社員一本で勝負することの方が大きなリスクを負うことになります。今回のいびつな賃上げで、そういう時代になってしまったのです。
わたしも46歳のときに『せどり』を始めました。
上手く行ってはいませんが。
『闇バイト』とか『頂き女子』とかの犯罪はだめですよ。
あれは、副業とは言いません。
新卒者や若手会社員の皆さん。繰り返しになりますが、若いうちは失敗するリスクを負う事ができます。
とにかくチャレンジしてください。
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