単身赴任生活が始まると、今まで考えなかった事態に直面します。
家族で生活しているときは気づきませんでしたが、一人だと家事の大変さがよく分かります。
ありがとう、奥様。
社畜が困ったことのひとつに、ワイシャツのアイロンがけがあります。
社畜の職場は、ワイシャツとネクタイが必須です。シワシワのだらしない格好はできません。
そんなときに見つけた、アイロン不要の救世主、ユニクロの『スーパーノンアイロンシャツ』!
今回の記事では、単身赴任者がユニクロのスーパーノンアイロンシャツを買うべき理由を解説していこうと思います。
ユニクロのスーパーノンアイロンシャツのランニングコスト
以前の記事で、ユニクロのスーパーノンアイロンシャツを、洗濯して乾かしたら、どの程度シワが取れるのかを検証しました。
社畜にとっては、アイロンがけ無しでも充分に使用できる水準でした。
今回は、アイロンがけが必要な、一般的なワイシャツにかかるコストをシミュレーションし、ユニクロのスーパーノンアイロンシャツの素晴らしさを再確認します。
ワイシャツのランニングコストは、一般的に次の2つに分類されます。
- イニシャルコスト(購入費)を耐用年数で割った、減価償却費。
- 日々発生する、洗濯やアイロン、クリーニングの費用。
それでは、順番に見ていきます。
イニシャルコスト(購入費)を耐用年数で割った、減価償却費
ユニクロのスーパーノンアイロンシャツの価格は、2021年5月現在2,990円(税込)です。セールの期間は、1,990円(税込)になることもあります。
社畜は、オンライン限定のXSサイズです。
セールを待つと売り切れる事があるので、展開されたら即購入しています。
社畜は、高コスト体質ということか。残念!
スーパーノンアイロンシャツを購入する前は、10,000円程のワイシャツを着ていました。
10,000円のワイシャツは、5枚をローテーションして5年程で袖口や襟が傷んで買い替えとなる事が多かったです。
5年で約50,000円なので、1年の減価償却費は、約10,000円ということになります。
1年で、おおよそ10,000円
一方、ユニクロのスーパーノンアイロンシャツです。
こちらは、使い始めたばかりなので、耐用年数は不明です。しかし、以前の記事で紹介したとおり、生地が硬く、一般的なワイシャツより早くすり切れそうです。また、ノンアイロン効果が持続する期間も不明です。体感では、2年使えたらいいかなといったところです。
2年毎に2,990円を5枚で、14,950円。1年の減価償却費は、約7,500円です。
- 1年しか使えない場合 : 14,950円
- 2年使える場合: 7,475円
もし、ノンアイロン効果が1年しか持続しなければ、スーパーノンアイロンシャツは、コスパが低い事になります。
ノンアイロン効果が2年以上持続すれば、スーパーノンアイロンシャツは、コスパが高いと言えます。
日々発生する、洗濯やアイロン、クリーニングの費用
つぎは、日々発生する費用です。ただし、洗濯は、ワイシャツだけを洗うわけではありません。洗濯に占めるワイシャツの割合を計算することは困難なので、洗濯費用はシミュレーションから除外します。
クリーニングのコスト
まずは、クリーニングに出した場合にかかるコストをシミュレーションします。
近所のクリーニング店の外に掲示してある料金表によると、ワイシャツのハンガー仕上げは、1枚270円〜と書かれています。週休二日制の年間出勤日数が、おおよそ250日なので、最低価格270円で計算すると、67,500円かかることになります。
250日✕270円=67,500円
アイロンがけのコスト
つぎは、自分でアイロンをかけたときのコストです。
以前の記事で、電気代の計算方法を紹介していますので、参考にして下さい。
アイロンの消費電力は、おおよそ800w〜1400wです。今回は1000wとします。
社畜は、ワイシャツ5枚のアイロンがけに、約1時間かかります。
ワイシャツ1枚のアイロンがけにかかる時間は、12分と言うことになります。
私は、5枚で30分あれば十分だよ。
石垣島の電気料金は、1kwhあたり約23円ですから、ワイシャツ1枚のアイロンがけの電気料金は、4.6円と言うことになります。
1kw✕1時間✕23円÷5枚=4.6円
週休二日制の年間出勤日数は、おおよそ250日ですから、1年間ワイシャツにアイロンがけしたときの電気料金は、1,150円になります。
4.6円✕250日=1,150円
あら、意外と安いね。
いやいや、クリーニングと比較するなら、人件費を入れないといけないよ。
社畜の人件費を、時給1,000円とすると、ワイシャツ1枚で12分なので200円。250枚なら50,000円にもなります。そのうえ仕上がりは、圧倒的にクリーニングが上です。
200円+4.6円=204.6円/枚
204.6円✕250枚=51,150円/年
人件費と仕上がりまで考えると、クリーニングは安いね。
1枚150円の店は利益出てるのか心配になるよ。
家事の生産性は、もっと評価されるべきだね。
奥様、ありがとう。
コストよりも問題なのは、時間です。フルタイムで働きながら、毎週アイロンがけをするのは困難です。最初はよくても、続かないのではないでしょうか。
スーパーノンアイロンシャツのコスト?
最後は、スーパーノンアイロンシャツのコストです。
ん?
スーパーノンアイロンシャツは、洗濯して干すだけでしょ?
コストなんてあるの?
たしかに、ユニクロのスーパーノンアイロンシャツは、洗濯して干すだけでも着ることができますが、気にならない程度のシワが残るのも事実です。
実は、スーパーノンアイロンシャツにはシワを減らす方法があります。
少し手間がかかりますが、ご紹介します。
- シャツの折り目を合わせて畳み、洗濯ネットに入れて洗濯する。
- 洗濯機の設定を、「洗濯」→「すすぎ(1回目)」→「すすぎ(2回目)」までにする。「脱水」はしない。
- 濡れたままのシャツを、シワを伸ばすように引っ張ったあと、形を整えながらハンガーに掛けて干す。
- 洗濯機に残った洗濯物を脱水する。
これだけで、仕上がりが違います。通常の洗濯に、プラス10分ほど時間がかかりますが、やっておいて損はないでしょう。
社畜は、週に2回洗濯するので、シャツ1枚あたり4分程度の作業ですね。
無理矢理、時給1,000円で換算すれば、1枚のコストは67円になります。年間16,667円です。
1枚洗濯するのに約67円
年間で約16,667円
一般的なシャツをアイロンがけするときも、この洗濯方法なら、シワが少なく、アイロンがけがしやすいです。
まとめ
今回の記事では、単身赴任者がユニクロのスーパーノンアイロンシャツを買うべき理由を、ランニングコストの観点から解説しました。
スーパーノンアイロンシャツのノンアイロン効果が1年しかもたなかったとして、一般的なシャツとの比較は、下のようになりました。
初期費用 (減価償却費) | ランニング コスト(一年間) | 合計 | |
一般的なシャツ (クリーニング) | 10,000円 | 67,500円 | 77,500円 |
一般的なシャツ (アイロン) | 10,000円 | 51,150円 | 61,150円 |
スーパーノン アイロンシャツ (形整乾燥) | 14,950円 | 16,667円 | 31,617円 |
圧倒的に、ユニクロのスーパーノンアイロンシャツに軍配が上がります。しかも、一般的なシャツは5年、スーパーノンアイロンシャツは1年で買い替えるという不利な条件にも関わらずです。
もはや、ユニクロのスーパーノンアイロンシャツ以外のシャツを買う理由はありません。
これからは、ユニクロのスーパーノンアイロンシャツで、お金と時間を節約します。
そうか!
今回は、時間をお金に換算してるから、実際に節約できたわけじゃないのか。
節約した時間を有効に使わないと意味がないんだね?
そのとおり!
でも、休日の睡眠時間を増やせるだけでも、平日の仕事のパフォーマンスアップにつながるよ。
おおっ!
社畜の鑑だね。
おまけ
同僚が、Panasonicのドラム式洗濯乾燥機を買ったんだって。
スマホで操作ができて、洗濯乾燥すると、ワイシャツがアイロン無しで着れるらしいよ。
気になる電気代は、Panasonicのホームページによると1回25円!
時短家電の完成形だね。
でも、
お高いんでしょ〜?
なんと約30万円!
上級国民様向けの価格設定。
家電量販店の延長保証期限5年で壊れても、年間6万円か。
クリーニングよりは、コスパが
いいね。
経済的自由を達成したら買ってもいいかもね。
あっ、そしたらワイシャツは着ないから必要ないか。
結局、ユニクロのスーパーノンアイロンシャツで必要充分という結論でした。
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