【節約DIY】底辺は自転車のタイヤ交換を自分でするしかない

経済的自由

ど〜も! 節約と投資で経済的自由を手にし、仕事を辞めたい底辺の社畜です。

2024年10月、長女の自転車の後ろのタイヤがパンクしました。

いつもどおり自転車店にパンク修理に持ち込んだところ、タイヤが劣化しておりパンク修理してもまたすぐにパンクすると言われてしまいました。タイヤのサイドが裂けているとのこと。

新車で購入して6年間ではありますが、通学で毎日使うようになったのはここ1年だけです。それでもトレッドの溝はほとんど見えなくなっています。ゴムの劣化は言わずもがな。

対策は、タイヤとチューブを交換する事です。自転車店では前後輪で12,000円と言われました。

奥さま
奥さま

高いね〜。

インフレのせい?

社畜
社畜

高いけど、適正な金額だと思うよ。部品代と作業時間の人件費を考えたらね。

さすがにここまで高額になると即決は出来ないので、いったん自転車を持ち帰ることにしました。

セカンドオピニオンということで、サイクルベースあ〇ひのホームページで、タイヤ交換の料金を調べてみました。(2024年10月時点の金額です)

タイヤ交換の工賃は不明でした(車輪交換がタイヤ交換のこと?)が、タイヤチューブ交換の基本工賃は、前輪が2,400円(税別)、後輪が3,600円(税別)でした。部品代は別途必要とのことでした。タイヤは前後輪各2,000円、タイヤチューブが前後輪各1,000円として、部品代は6,000円ぐらいです。

税込みだと13,200円になるので、近所の自転車店より高額な負担になりますね。

奥さま
奥さま

無理

30,000円くらいで買った自転車に、そこまで払えない。

それにサイクルベースあ〇ひは難癖つけてさらに高額な請求をしてくるよね?

社畜
社畜

ということは、わたしがやるのか…。

自信が無いけどね。

心配です。

長女はしばらく別の自転車で通学です。

まずは部品探しから

では、部品探しです。

楽天市場、ヨドバシドットコム、Amazon辺りで値段をリサーチします。

楽天市場とヨドバシドットコムは高いですね。上手く交換できるか分からないのに高い金額は出せません。

結局、Amazonで「COMPASS」という商品を購入することにしました。

こちらは「タイヤ」と「チューブ」と「リムテープ」がそれぞれ2本セットになった商品で、2024年10月●日時点で2,877円というお値段です。

後で調べてみると、韓国のメーカーが作っているようです。「5,000キロという過酷な走行テストをクリアした高品質な自転車用のタイヤです。日本ではなじみが薄いですがアメリカやフランスなどの完成車メーカーでは標準使用されていますので一度お試しください。」という説明文がありますが、お値段相当の品質といったところですね。

注文して約1週間で届きました。販売会社は新潟県の株式会社スマート(自転車通販スマートファクトリー)となっていました。

梱包は、タイヤを捻って二重巻きにし、結束バンド2本で固定してグレーのビニールに入って届きました。チューブとリムテープはタイヤの内側に入れてあります。

当然、タイヤもチューブも変なクセがついていますので、タイヤにチューブをハメて、空気を入れて膨らませます。クセ取りですね。チューブに穴が空いていないかの確認も含めて、1週間ほどクセ取りをしました。

さあ、それでは作業に入ります。

※「COMPASS」について追加の情報です。同一の商品が「HAKUBA」という名前でも売られているようです。韓国のメーカーでOEM生産されているものと思われます。

まずはタイヤの現状確認

まず見ていただきたいのは古いタイヤです。

近所の自転車店が言ったとおり、確かにタイヤのサイドが避けて中の布地が見えています。この状態だと段差などでチューブがリムに強く当たり、パンクしやすくなるのも頷けますね。

ツートンカラーのタイヤはお洒落ですが、実用性や耐久性で見ると無駄ですね。タイヤは黒一色に限ります。

ここからは、備忘録を兼ねて作業記録を順番にお見せします。

作業のコツですが、まず自転車を天地ひっくり返しましょう。こうすることで、作業が圧倒的に楽になります。自転車店のように作業用のスタンドを持っている場合は別ですが、一般人は持っていないですからね。

チェーンを落とす

最初にする作業は、クランク側のチェーンをチェーンリングから落とす事です。

タイヤを交換するためには、車輪を外す必要がありますが、チェーンがチェーンリングに嵌まった状態では車輪は外れません。

大き目のドライバーをチェーンとチェーンリングの間に噛ませ、クランクをゆっくり手で回すと簡単にチェーンが落ちます。

このとき気をつけないといけないのは、チェーンを内側に落とすということです。外側に落とすと、チェーンを嵌めるときに苦労しますので注意しましょう。

ローラーブレーキをブレーキバンドから外す

チェーンが外れたら、次はローラーブレーキをブレーキバンドから外します。

作業の前に、後輪のブレーキワイヤーを後輪側に引っ張ってワイヤーにゆとりを持たせておきましょう。

では、ブレーキバンドの作業に入ります。

ブレーキバンドには上下2つのボルトが付いています。

写真で上の方のボルトは、ブレーキバンドとローラーブレーキを接続しているものです。

下の方のボルトは、ブレーキバンドとチェーンステーを接続しているものです。

ここでは順番が重要です。

まず、下のボルトを緩めます。外してはいけません。2〜3回転緩めるだけです。

次に、上のボルトを外します。上のボルトは外します。裏側にナットがあるので無くさないように気をつけましょう。

上のボルトを外すと、ローラーブレーキが外れます。下のボルトを外すとブレーキバンドの位置が、つまりブレーキの位置が動いてしまうので、下のボルトは緩めるだけにしてください。

今回は、ご覧の通り錆がひどくて固着していましたのでネジ穴をナメるという失敗をしてしまいました。錆がひどいときは潤滑油を垂らして数分放置してから作業するようにしましょう。わたしはネジ穴をナメたあと、潤滑油を使ってレンチで回すという大変な思いをしました。

シャフトのナットを外す

次は、車輪シャフトのナットを外します。

ここでの注意点は、まず写真を撮るということです。

ナットの下にはたくさんの部品が噛まされており、何も考えずに作業をすると絶対に部品の順番が分からなくなります。

わが家の自転車では、外側から

  1. ナット
  2. ワッシャー
  3. 泥除けのワイヤー
  4. スペーサー
  5. チェーンステーのエンド
  6. チェーン引き金具

の順番で取り付けてありました。

反対側は、4.スペーサーの代わりに片足スタンドが入ります。

どうですか?写真を撮っておかないと分からなくなりそうでしょ?

今回、わたしは写真を撮っておいたにもかかわらず、スペーサーの表と裏がわからなくなり焦ってしまいました。形状的に、これしかないと思えた向きで挟み込みましたが、正解かどうかは分かりません。とりあえず、数日乗った感じでは、異音やガタツキはないです。

そして、チェーン引き金具。チェーンステーのエンドに付いている銀色のパーツですね。一見、表裏は無いように見えますが、実は表裏があります。チェーン引き金具は、大きくえぐれている方が外側になります。逆に装着するとシャフトが傾いてチェーンが外れやすくなったり、車輪に振れが出ることになりますので注意しましょう。

車輪を外す

いよいよ車輪を取り外します。

と言ってもする事は、あと一つだけです。

後輪のチェーンリングに掛かったチェーンを外すだけです。これはクランク側のチェーンが落ちているので、全く力は必要ありません。

チェーンを落とす向きは外側の方が良いでしょう。内側でもおそらく大丈夫です。

で、あとは車輪を後ろに引っ張ります。

はい、外れました。

タイヤとチューブを交換

ここは写真を撮り忘れてしまったので、文字だけで頑張ります。

と言っても、リムからタイヤを外す作業は簡単です。セリアで買ったタイヤレバーを使えば簡単に外すことができます。

タイヤとリムの間にタイヤレバーを差し込み、捻っていくだけです。

チューブは、バルブ固定ナットを外さないと取れませんので、先にバルブ固定ナットを外しておきましょう。

タイヤとチューブを外したら、古いリムテープも取っちゃってください。リムに傷がつくと、パンクしやすくなるのでマイナスドライバー等の尖ったものは使わないようにしてください。わたしは素手で取り外せました。

次は、タイヤの取り付けです。

この作業のポイントは、実は作業の前にあります。すなわち、タイヤとチューブのクセ取りです。クセ取りをしておかないと、タイヤの中でチューブが捻れて乗り心地が悪くなったり、最悪の場合パンクしやすくなったりします。

購入したタイヤとチューブは、タイヤにチューブをセットして空気を入れてから数日間クセ取りをしてから使いましょう。

タイヤの取り付けは、まずタイヤにチューブを入れます。チューブからは必ずバルブ固定ナットを外しておいてください。

タイヤには向きがあるものがあります。向きがあるものはタイヤのサイドに転がる方向に矢印がついていますのでその方向に取り付けましょう。

社畜
社畜

「COMPASS」のタイヤは矢印がありませんでした。

トレッドのパターンを見ても、向きはどちらでも良いようです。

取り付けは、バルブをリムのバルブ穴に入れるところからスタートしてください。このとき、タイヤのビードは片側だけを内側に落とします。片側だけなら簡単に内側に落ちるので、ぐるっと一周落としてください。

ここで気をつけてほしいのは、タイヤの取り付けにはタイヤレバーを使わない方が良いということです。タイヤレバーを使うとチューブを傷つけてしまうことがあります。

では、もう片方のビードをリムの内側に嵌めていきましょう。今度はさっきと逆です。バルブの位置と180度反対の位置からスタートします。

最初はそれほど力はいりません。コツは、タイヤを縦につぶして、リム中央の溝にビードを落としながらバルブに向かって両手で嵌めていくことです。

コツがつかめたら、タイヤレバーを使うことなく小さな力で嵌まるようになります。

無事にハマりましたか?

車輪の取り付け

では、タイヤとチューブを交換した車輪を取り付けていきましょう。

といっても注意点はありません。

これまでの手順を逆に辿るだけです。

チェーン引き金具を逆に付けたりしないよう、これまでの手順を再度見直しておきましょう。

前輪のシャフトからナットを外す

気になった方もいるかもしれません。

なぜ、後輪から作業を始めたのか?

それは、前輪の方が簡単だからです。

後輪はローラーブレーキが付いたまま作業をしなければなりませんし、チェーンも外さないといけません。

前輪は完全に車体から分離させて作業ができるので簡単です。

仮に前輪から作業を始めたとしましょう。

前輪のタイヤ交換が成功しました。

後輪の作業に取り掛かります。

後輪の作業は失敗しました。

こうなった時の徒労感は半端ないでしょう。結局、自転車は使えないのですから。

ということで、難しい方の後輪が成功してから成功が確信できる前輪に取り掛かった方が、時間的、精神的にリスクが低いと判断したという訳です。

では、おまけで、前輪のシャフトのナットなどの順番を載せておきます。

ご覧のように、

  1. ナット
  2. ワッシャー
  3. 前カゴ固定用ワイヤー
  4. 泥除けのワイヤー
  5. ワッシャー(スペーサー?)
  6. フォークエンド

の順番で挟まっています。

写真を撮り忘れた人は参考にしてください。ただし、自転車によって部品が異なる可能性がありますので、作業前に写真は撮ることは忘れないようにしましょう。

費用などのまとめ

では、タイヤ交換に掛かった費用を発表します。

種類購入品価格(税込)
Amazon
部品タイヤ×22,877円
部品チューブ×2セット
部品リムテープ×2セット
小計2,877円
セリア
工具タイヤレバー110円
小計110円
感動奥様の笑顔プライスレス
合計2,987円
奥さま
奥さま

プライスレス。

社畜
社畜

この他に使った工具などを紹介します。

  • モンキーレンチ
  • フライヤー(ペンチみたいなもの)
  • プラスドライバー(大き目)
  • 潤滑油
  • 自転車用空気入れ

この中では空気入れが一番高いです。15年以上前に2,000円くらいで買ったものだったと思います。

自転車店のプロにお願いすると12,000円以上かかるので、今回は9,000円以上の節約になりました。

社畜
社畜

節約できたお金は投資に回します。

また、経済的自由に近づいたかな?

奥さま
奥さま

うん、確実に近づいてる。

何でも自分で出来るようになれば、お金を使うことも無くなるしね。

行き着く先は農業で自給自足かな?

社畜
社畜

実は、修理の翌日から背中が筋肉痛でね。普段使わない筋肉を使ったから。

自給自足は憧れるよね。森永卓郎さんみたいにね。

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