【底辺脱出!】医療保険を解約しました。最強の保険に加入している事に気付いたので。

経済的自由

こんにちは!経済的に自由になることを毎日夢見ている底辺の社畜です。

今日は、社畜が医療保険を解約した事についてお話したいと思います。

固定費削減の話になると必ず出てくるのが、携帯電話などの通信費と保険の話題です。

結論から言うと、社畜の現状においては保険は不要です。

この結論に到達するまでには、かなり高い授業料を払いました。

しかし、保険を完全否定している訳ではありませんので、よろしければ最後までお付き合いください。

社畜が入っていた医療保険の内容

社畜が入っていた医療保険の内容を紹介します。

社畜の加入していた医療保険

タイプ : 掛け捨て型

保険料 : 月額約3,500円

給付 : 入院日額5,000円

     手術5〜10万円

保険会社の名前は伏せますが、24歳頃から43歳まで加入していました。

19年間です。しかも、若い時はもっと保障内容を良くして、保険料は高額でした。生命保険を入れて毎月17,000円位支払っていたと思います。

正確な金額が分からないので月額3,500円として試算すると、支払った総額は798,000円です。

もし、これを男性の平均寿命82歳まで支払ったとすると、58年間で総額2,436,000円です。

保険料の総額

【24歳から43歳までの総額】

3,500円×12月×19年=798,000円

【24歳から82歳までの総額】

3,500円×12月×58年=2,436,000円

医療保険だけでこの金額です。生命保険を入れると、とんでもない金額になる事がわかると思います。

社畜
社畜

人生において、保険は家の次に高い買い物と言われているのが分かります。

また、2年前までは知らなかったのですが、この保険料を投資に回していれば、今頃は200〜300万円にはなっていたのではないでしょうか。

もしもの時はどうするのか?

最初に書いたように、医療保険を完全否定する訳ではありません。

業務外で怪我をして入院することもあるでしょう。

脳動脈瘤で救急車で運ばれる事もあるかもしれません。

そうなれば、手術費、入院費がかかるだけでなく、仕事を休むことによって収入が無くなります。

もし保険による保障がなければ、肉体的なダメージだけでなく、経済的なダメージは計り知れません。

保険による保障がなければです。

実は、社畜を含めて日本に住民票を置いている人は、公的保険に強制加入させられています。

社畜のような会社員とその扶養家族は、協会けんぽ・組合けんぽに加入しています。

自営業、フリーランスの方とその家族は、国民健康保険に加入しています。

この公的保険が協力に私達を保障してくれています。

保障内容は加入している公的保険によって差がありますので、社畜を例に取ってみます。標準報酬月額(月給のようなもの)36万円の協会けんぽ加入者としましょう。

高額療養費制度

手術などで医療費が高額となった場合、高額療養費という制度によって1ヶ月の医療費の自己負担限度額が決められています。どんなに高額な医療費がかかったとしても、自己負担限度額を超えて請求されることはありません。厳密には、保険外診療や差額ベッド代、食事療養費などは追加負担が必要です。

自己負担限度額は、簡単に言うと、80,100円プラス総医療費の1%です。

総医療費とは、病院で渡される領収書の明細を見れば分かります。診療点数○○点と書かれている部分で、1点が10円です。公的保険に加入している私達は、1点につき3円を自己で負担します。150点のときは450円を病院の窓口で自己負担し、残りの1,050円が公的保険から支払われているというわけです。

自己負担限度額の計算式は、以下のようになっています。

自己負担限度額

80,100円+(総医療費−267,000円)×1%

標準報酬月額が53万円以上の上級国民様は、自己負担限度額が倍以上に跳ね上がりますが、

社畜
社畜

この記事の読者は、社畜と同じ50万円以下だと信じています!

話が逸れましたので戻します。上の式では分かりにくいと思いますので、具体的な例を挙げます。

心筋梗塞でステント留置の施術を受け、7日間入院し、さらに7日間自宅療養したとします。手術から入院期間の総医療費は、約150万円です。

先程の式に当てはめると、自己負担限度額は92,430円ということになります。

80,100円+(150万円−267,000円)×0.01

差額ベッド代や食事療養費やオムツなどの雑費で3万円位は見ておいたほうがよいので、約12万円程の負担になると思われます。

傷病手当金制度

次に、仕事を休むことによる収入の減少に対する保障を見てみましょう。

業務外の傷病で働けなくなった場合、傷病手当金という休業補償を受けることができます。簡単に説明すると、3日以上連続で休んだ時に、4日目から最長1年6ヶ月、給料の2/3が給付されます。計算は、

傷病手当金の日額

支給開始日以前の継続した1年間の標準報酬月額の平均÷30日×2/3

分かりにくいので、先程の社畜の例で計算してみます。直近1年間の給料は36万円で変更はないので、傷病手当金の日額は8,000円ということになります。

平均36万円÷30日×2/3=8,000円

合計14日間休んでいますが、最初の3日間は支給されないので、11日間で、

8,000円×11日間=88,000円

が支給されます。土日や祝日も支給対象です!

半月休んで月給が半分になったとして18万円。傷病手当金が8.8万円。合計26.8万円です。休業による経済的なダメージは、36万円との差額である、9.2万円ということになります。

社畜
社畜

1週間分の食費や雑費は、医療費に含まれるので、ダメージはもう少し小さいです。

※実際は、定額で支給される交通費や家族手当などを日割りした額が、支給額から減額されます。

経済的ダメージを把握して対策をたてよう!

話を最初に戻して、もしもの際はどうするのか?ということですが、例に挙げたような大手術を受けても20万円程度の経済的ダメージです。

なぜこの程度のダメージで済むのかといえば、最強の公的保険に強制加入させられているからです。

しかも、会社員であれば保険料の半分を会社が負担してくれます。社畜の皆さんは、しっかり立場を活用しましょう!

奥さま
奥さま

社畜にもこんなメリットがあるのね!?

しかし、20万円といえども貯金が全くなければ家計が破綻してしまいます。高い金利で借金をする事になれば本末転倒です。家計を破綻させないための保険ですからね。

そこで生活防衛資金です。給与収入6ヶ月分を、まず貯金しましょう。リストラの心配がない安定した職場であれば3ヶ月分でも充分だと思います。

それだけ貯金があれば、医療保険に頼る必要はありません。逆に、生活防衛資金が貯まるまでは、保険に入るのも選択肢として考えて良いでしょう。これが、社畜が保険を完全否定しない理由です。

社畜
社畜

資産がある人が加速度的に資産を増やせる理由は、例えばこういった無駄な保険料を払わなくて良いからだと気づきました。

奥さま
奥さま

確かに、高い授業料だったね。

なお、医療保険に加入する場合は、県民共済やコープ共済がオススメです。

あなたが支払っている保険料には、給付金だけでなく、CEOの天文学的な報酬や、外交員の方の人件費などが含まれている事を忘れないでください。

医療保険の解約方法

医療保険の解約方法がわからない方のために、念のために、社畜が解約した手順を説明しておきます。

保険の解約方法
  1. 保険証券を手元に準備する。
  2. 保険会社に電話する。
  3. 「保険を解約したいです。」と言う。担当部署に転送される。
  4. 担当者に代わったら、保険証券番号と解約したいことを伝える。
  5. 解約の書類が郵送される。
  6. 記入して返送する。

以上です。携帯電話のMNPより簡単でした。

奥さま
奥さま

某キャリアは、なかなか変更させてくれなかったもんね。

口座引落の停止が間に合わなかった保険料は、後日口座に返金されました。

まとめ

いかがでしたか?

社畜は、単身赴任を機に2021年3月に医療保険を解約しました。

ずいぶん高い授業料を支払うことになりましたが、現在は固定費を減らすことに成功しました。その金額は月額3,500円、年間で42,000円です。

このお金を投資に回していれば、更に大きなリターンを得ることができたと思うと悔しいです。

ただし、生活防衛資金が貯まるまでは保険には加入することをオススメします。事故や病気はいつ発生するか誰にもわかりません。固定費を削減するために、リスクに怯えながら生活するのは、精神衛生上健全ではありません。

収入の25%を貯蓄に回せば、2年で6ヶ月分の生活防衛資金が貯まります。そこからは、保険を解約して加速度的に貯金を増やすことができます。

社畜
社畜

経験上、焦らずに確実に、リスクを回避しながら資産形成すれば、確実に資産は増えていきます。

奥さま
奥さま

経済的自由には程遠いけどね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。経済的自由を目指す人の参考になれば嬉しいです。

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