ど〜も!節約と投資で経済的自由を目指す底辺の社畜です。
いや、経済的自由を目指していたと言ったほうが正確でしょうか?

何?
いきなり物騒な話だね。

株価が大変なことになっているんだよ。
2025.3.7現在、NYダウ、NASDAQ、S&P500などのインデックスが下げ続けています。
こちらをご覧ください。

オルカンと人気を二分するS&P500指数のチャートです。米国時間2025年2月8日〜3月7日の1ヶ月間の値動きを表しています。
わずか1ヶ月で6,074から5,770まで4.88%も下落しています。
もっと恐ろしいのはこちらです。

S&P500指数のチャートですが期間が違います。こちらは米国時間2025年1月1日〜3月7日の値動きを表しています。
2025年初、5,881だったS&P500指数は5,770まで1.89%も下落しています。

何が恐ろしいの?
直近一ヶ月のほうが下落率は大きいよね?

年初来というところが恐ろしいんだよ。
年初にNISA一括購入した人は、含み損を抱えてしまったんだよ。
年初にほぼ一括で約360万円を突っ込んでしまった人は、含み損を抱えてしまった事になります。
2024年以前からNISAで積み立てを始めた人は、まだ含み益があるので精神的に耐える事が出来るでしょう。
しかし、2025年から投資を始めた人はどうでしょうか?2月中旬までは順調に資産が増えていました。そこから、訳が分からないまま初めての含み損を経験することになってしまったのです。

トランプめぇ~。全部お前のせいだ!
もう終わりだ。投資なんてやってたら全財産を失うことになっちゃう!
もう騙されないぞ!資産形成は貯金が一番安全だ!

…………。
ということで、次のチャートをご覧ください。

直近5年のS&P500指数のチャートです。大暴落となった2020年3月27日のコロナショックは記憶に新しい人もいるでしょう。
2022年10月17日も直近の底値をつけました。全世界的な緩和政策によってインフレが高進し、米国は利上げを余儀なくされました。いわゆるパウエル砲です。度重なる利上げ、つまり金融引き締めによって株価は下落しました。この当時は、この下落は数年続く可能性があると言われていましたが、実際はすぐに株価は上昇に転じ、2023年末には最高値を更新することになりました。
で、いまの下落はどうですか?

これって暴落?

5年間の値動きから見たら虫眼鏡で見ないと分からない程度の下落だね。
もっと長いスパンで見てみましょうか。

Googleファイナンスで見ることができる最大期間のS&P500指数のチャートです。1997年3月からなので28年間の値動きですね。
もう下落してるのかすら分かりませんね。
2008年のリーマン・ショックや2020年のコロナショック、2022年のパウエル砲は判別できますが、現在の下落は判別できません。
何が言いたいかというと、この程度の下落は日常的に起こると言うことです。気にしていたら精神が持ちません。

コロナショックとパウエル砲で鍛えられた私のメンタルには、この程度の下落ではかすり傷すらつけることはできません。

パウエル砲のときは、かなりうろたえてたよ。
この下落で、NISA損切り民が続出してあるようです……。
なお、2022年はマイナス、2023年はプラス、2024年はプラスのパフォーマンスでした。2025年のパフォーマンスはマイナスになることも考えられます。ずっと右肩上がりなんてことはありません。
下落相場で買い向かえば資産増加のスピードが加速することは、わたしの経験上ほぼ正しいと思っています。
むしろ、下落相場がなければ大きなリターンを得ることは無いでしょう。
投資の本質は、
安く買って高く売ること
だからです。
高い時に買って、安い時に売ったら確実に負けます。
投資のプロが運用するアクティブファンドの90%前後が、5年、10年、15年のスパンではインデックスファンドに負けているというデータがあります。
せっかく買ったインデックスファンドを、アクティブファンドのように短期間で売買したらどうなるか分かりますよね?
素人がプロと同じ土俵で戦ったら勝ち目はありません。

一般人がプロ野球選手と野球で勝負したら100%負けますよね?

なるほど。アクティブではなくインデックスで戦えということだね。
投資の神様ウォーレン・バフェットは、なぜ誰もあなたの投資戦略を真似する人がいないのかと聞かれ「ゆっくり金持ちになりたい人はいないからだ」と、答えています。
ゆっくりお金持ちになりましょう。
なお、投資に絶対はありません。投資は自己責任でおこなってください。
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