ど〜も!節約と投資で経済的自由を目指す底辺の社畜です。
2024年9月第一週(9月2日〜6日)は、世界的に下落相場となりました。
分析は、いろんな方がやっているので私はやりませんが、投資で勝率を上げる方法として、株クラ界隈では「-5%投資法」というものが存在しています。
「-5%投資法」とは、株価や債券価格、REITなどの指数(ベンチマーク)が、前週末比で5%以上下落したときに、ある程度まとまった額を購入するという投資手法です。
「-5%投資法」は、「アクティブ運用」に分類されます。
反対に、ドルコスト平均法などで市場全体(インデックス)を定期定額で購入する手法を「パッシブ運用」といいます。
「アクティブ運用」はベンチマークを上回る運用成果を目指す運用手法ではありますが、平均すると「パッシブ運用」に負けるという検証結果が出ています。
ところが、「-5%投資法」に関しては、条件次第で「パッシブ運用」を超える検証結果が出ています。
問題は、この「条件次第」という点です。
例えば、ベンチマークが-5%を超えたときに、保有するキャッシュを全額突っ込んでしまうと、その後さらなる下落が来たときに身動きが取れなくなってしまいます。
そして、過去の相場を均して見ると、長期では右肩上がりという事実に当てはめれば、余剰資金は速やかにドルコスト平均法で積み立てていく方がアクティブ運用より良い結果になることは予想がつきます。
なので、「-5%投資法」でアクティブ運用より勝率を高めるには、何らかの条件が必要になってくるのです。
例えば、
-5%となった週末には余剰資金の10%を投入する。-10%となった週末には余剰資金の更に20%を投入する。
あるいは、-5%となった週末には余剰資金の10%を投入する。翌週さらに-5%となった場合には余剰資金の更に20%を投入する。
などです。
いずれにしても大切なのは、事前にルールを決めてそれを確実に実行することです。
あなたはレバナス一括購入で失敗したもんね。
事前に買い増しのルールを決めていなかったので失敗しました。
詳しくは、2022年1月からの記事を見ていただけるとわかります。
NASDAQ100指数が数日にわたり大きく下落したのですが、まだ下がると思って買えませんでした。
その後、数日間上昇し、この勢いが続きそうな気がしたため上昇に乗り遅れてはいけないと思ってiFreeレバナスを200万円分一括購入してしまいます。
直後にNASDAQ100は再び大きく下落します。この時は買付余力がなかったことと更に下がる事を恐れて(欲を出して?)、大きく買い増しをする事ができませんでした。ナンピンしていれば、今頃はもっと勝っています。
そのまま一年間、NASDAQ100は安値付近をウロウロするのですが、まだ下がるのではないか、と考えると大きく買い増しすることができませんでした。毎月5万円の積み立てすら心配で仕方がなかったです。
このときの失敗の要因は考察済です。
失敗の要因は、
- どの程度下がったときに買い増しするのかを決めていなかった。
- 下がったら買い増すと言っていたが、まだ下がるのではないかと恐怖して(欲を出して?)実行できなかった。
- 自分だけは底値で買える、と根拠のない自信を持っていた。
といった感じです。
特に3.は致命的だね。
プロの機関投資家でも底値を当てることはできないのに、素人にできるわけがない。
そのとおり。
底値を狙って買うことはできません。買えたとしたら、それは運が良かっただけであなたの実力ではありません。
「-5%投資法」で「パッシブ運用」に勝つ確率を高めるには、この3つの逆の行動を取ればよいのです。
つまり、
自分は底値で購入できない事を自覚し、ベンチマークがどれだけ下落したときにどの程度購入するかを決めておき、それを機械的に実行する。
ということです。
だから、それが難しいんだよ。
これができないなら「パッシブ運用」しかないね。
まあ、そもそもレバナスは「アクティブ運用」なんだけどね。
ここで、わたしが購入している商品の2024年9月第一週のベンチマークを振り返ってみましょう。
まずは、S&P500指数です。
S&P500指数は-5%に達していないので、買い増しの必要はありませんね。
大きく下げたような報道があったから-5%は超えた気がしてたけど、全然だね。
為替が円高ドル安に振れたから、円建てでは-5%を超えたんだよ。
為替も見ておきましょう。
なんとドル円は3%以上、円高ドル安に振れました。
続いて、NASDAQ100を目で見ましょう。
NASDAQ100は、-5.74%となっています。
iFreeレバナスは2倍の値動きだから10%以上下がったんだね。
為替ヘッジが無かったら地獄だったね。
円高ドル安に振れてるときの為替ヘッジは神だね。
auAMレバナスの為替ヘッジ無しはきついだろうね。
為替ヘッジありのレバナスであれば、エントリーのタイミングとしては有りかな、と考えます。
わたしですか?
まだ買いません。毎日積み立てを200円から300円に増額する可能性があるくらいですかね。
理由は、「自分は底値で購入できない事を自覚し、ベンチマークがどれだけ下落したときにどの程度購入するかを決めておき、それを機械的に実行する」事が出来ないからです。
自己分析ができるようになっただけでも成長してるよ。
ありがとう。
最後に、最近買い始めたインド株も見ておきましょう。購入しているのはNifty50をベンチマークとする投資信託です。
Nifty50に至っては、たったの-1.79%です。大きな下落というより通常の値動きの範囲内といったところです。
買い増しなど考える必要もないですね。放置です。
NASDAQ以外は、買い増しを考えるような状況じゃないことは分かった。
今後はどうなりそう?
最後に、今後の展望を考えてみましょう。
9月6日に発表された8月の雇用統計では、農業分野以外の就業者の伸びは前の月と比べて14万2000人で、市場予想の16万5000人程度を下回りました。
一方、失業率は改善し、前の月から0.1ポイント低下して4.2%でした。
労働者の平均時給は、前年比+3.8%、前月比+0.4%、それぞれ上昇しており、これはいずれも市場予想を上回っています。
普通に考えれば、根強いインフレ懸念から利下げは難しい、と考えそうな結果ですよね。
しかし、FRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長は、2024年8月23日の講演で「インフレが再加速するリスクが減った一方、雇用が悪化するリスクは増大した」と述べています。
市場も2024年9月17日から2日間開催されるFOMC(連邦公開市場委員)で4年半ぶりの利下げに踏み切るとの見方が支配的です。利下げ幅が通常の0.25%か、2倍の0.5%になるか、だけが焦点となっているようです。
結論として今後の展望は、米国は利下げとなるので米株価にはプラス要因です。
一方で、日本が利上げする、しないにかかわらず、日米金利差は縮小するので円高ドル安に振れるのも間違いないでしょう。
ということで、為替ヘッジありの米国株式をベンチマークとする投資信託を安値で拾っていくのが正解ではないでしょうか。
そうです、レバナスですね。
さっき買い増しはしないって言ったじゃん。
今はしないけど、もっと下がったら買うかもしれません。
ハリス大統領が誕生したら、米国株はしばらく下がるだろうから買いません。
先のことは分かりません。
結局、今はにもしないってことね?
そう、それが正解です。
今の下落は大した下落ではありません。
投資を始めたばかりの方は、これぐらいで狼狽売りすることが無いようにしてくださいね。
今は、淡々と積み立てを続けましょう。※
※わたし個人の考えです。投資は自己責任です。
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