ど〜も!節約と投資で経済的自由を目指す底辺の社畜です!
2022年5月13日に、楽天グループ株式会社が2022年度第1四半期決算を発表しました。
決算内容はどうでもいいのですが、その決算発表のなかで同社代表取締役会長兼社長 最高執行役員の三木谷浩史氏が、2022年7月1日から開始する楽天モバイルの新料金プラン『Rakuten UN-LIMIT VII(7)』を発表しました。
今回は、この『Rakuten UN-LIMIT VII』の中身と、社畜の今後の対応について解説します。
嫌な予感しかしないね。
楽天は、新規事業の発表以外は改悪の発表しかないからね。
「まあ、お金を0円でずっと使われても困っちゃう、というのがぶっちゃけな話かな。すごく正直に言って。」
楽天モバイルの新料金プラン『Rakuten UN-LIMIT VII』の最大の変更点は、最低利用料金です。
なんとコチラ、今までは月額0円で使うことができましたが、2022年7月1日から月額1,078円(税込)になります。
使用したデータ量に応じた料金表をまとめてみました。
データ量 | Rakuten UN-LIMIT VI | Rakuten UN-LIMIT VII |
0〜1GB | 0円 | 1,078円 |
1〜3GB | 1,078円 | 1,078円 |
3〜20GB | 2,178円 | 2,178円 |
20GB〜 | 3,278円 | 3,278円 |
0円で使うことができなくなったんだね。
建物内では全く使えないあの通信品質でお金を取るんだよ?
せめてプラチナバンドを獲得してからでないと、コード決済もまともにできないのに。
今回、新料金プラン『Rakuten UN-LIMIT VII』を発表することになった要因として三木谷浩史氏は、サービスのレベルの向上を挙げました。エリアやサービスで他社に後れを取っていたので料金でインパクトを出していたけど、サービスエリアが拡大し人口カバー率も97%を超えたのでその必要がなくなったということでしょう。
さらに、三木谷浩史氏は「まあ、お金を0円でずっと使われても困っちゃう、というのがぶっちゃけな話かな。すごく正直に言って。」と、コメントしています。
『0円で利益が出る』って自分で言ってたよね?
CMでも米倉涼子さんが『日本のスマホ代は高すぎる!』とか怒ってたし。
うん。楽天モバイルの新規ユーザーが、楽天グループのサービスを新たに利用するシナジーで利益が出ると言ってたよ。
自分の見通しの甘さの責任をユーザーに押し付けないで欲しいよね。
米倉涼子さんは被害者。
既存ユーザーも新料金プラン『Rakuten UN-LIMIT VII』へ強制移行の闇
今回の発表で最も闇と言えるのは、既存ユーザーも新料金プラン『Rakuten UN-LIMIT VII』へ強制的に移行される、という点です。
もう一度言います。
既存のユーザーも『Rakuten UN-LIMIT VI(6)』に残ることはできません。『Rakuten UN-LIMIT VII(7)』へ強制的に移行されます。
それはおかしいよね?
0円だから契約した人はどうなるの?
法的な問題はクリアしてるみたいだよ。
むしろ、0円と1,078円が共存するほうが法的に問題らしい。
楽天の説明によると、電気通信事業法に根拠があるそうです。
電気通信事業法27条の3では、競争を妨げる不当な利益供与が禁止されています。詳細なルールは同法施行規則に記載されており、1年あたりの料金の値引き額の合計が、1カ月の利用料を超えないことが提供条件として定められています。
具体例で説明します。もともと月額2,000円で提供していたサービスを、長期利用者だけ100円割り引いて月額1,900円で提供したとします。年額に換算すると100円の12ヶ月分で1,200円の割引となります。これは、割引額1,200円が、もとの月額2,000円以下なのでOKです。
一方、同サービスを長期利用者だけ200円割り引いて月額1,800円で提供したとします。年額に換算すると200円の12ヶ月分で2,400円の割引となります。この割引額は、もとの月額2,000円以上なのでアウトということです。
この法律は、長期利用者を過度に優遇した結果、競争の流動性が下がることを防ぐために導入されたという経緯があります。長期利用ユーザーは優良顧客ですから、各社とも自社のサービスに囲い込みたいところですが、大幅な値引きで囲い込むのは許しませんよ、ということですね。
楽天モバイルに当てはめてみましょう。『Rakuten UN-LIMIT VI(6)』は最低0円、『Rakuten UN-LIMIT VII(7)』は最低980円です。この差額980円を割引と見なした場合、年間割引額11,760円が1カ月あたりの料金980円を超えてしまうため、長期利用者である『Rakuten UN-LIMIT VI(6)』ユーザーに0円でサービスを提供し続けるのは難しいということのようです。
いや、料金プランを新設したら、旧料金プランが割引扱いになるのは無理がない?
別モノでしょ?
そのとおり!これがダメならKDDIのpovoもアウトだよ。
KDDIのpovoの料金は、『povo1.0』では一律2,728円(税込)でしたが、『povo2.0』では最低0円になりました。楽天モバイルの理論では、『povo1.0』と『povo2.0』は共存できないはずですが、『povo1.0』を使い続けることが出来ています。
プランの内容が全く違うという反論があるなら、『Rakuten UN-LIMIT VI(6)』では存在したデータ量0GB〜1GBというカテゴリーが、『Rakuten UN-LIMIT VII(7)』には存在しないから別プランだと言えるはずです。
楽天モバイルは、「当初は(料金プランを変えたくないユーザーは)UN-LIMIT VIのままでいいと考えたが、法律上ダメになった」と説明していますが、三木谷浩史氏のぶっちゃけた発言と矛盾しています。
結局、三木谷浩史氏がぶっちゃけてた『0円でずっと使われても困っちゃう』のが本音で、理由を後付けしたというのが真相です。
旧プランを選択できずに、実質的に値上げされた新プランに自動的に移行させることは、法的に問題ないの?
すでに新プランを総務省が承認済という情報がありますが、それは新プランが承認されただけであって、新プランへの自動移行まで承認されたことは意味しません。
契約は民法によって規定されていますから総務省が勝手に法解釈はできないはずです。
でも、おそらく自動移行されちゃうだろうね。
残念だけどね。
でも、0円じゃなかったら契約しなかった人もいます。社畜はその一人です。
せめて転出にかかる費用は楽天に負担して欲しいです。
乗り換えますか?乗り換えませんか?どっちなんだい?
楽天モバイルは、今までも行政指導を幾度となく受けており、『Rakuten UN-LIMIT VI(6)』が継続できる可能性もゼロではありません。しかし、そんな微妙な可能性に掛けるのはあまりにも危険すぎます。
結論を言うと、社畜は乗り換えます!
理由は、3GBで990円(税込)も出せばSoftBankの『LINEMO』などが選べるからです。しかも、楽天回線の遥か上空を突き抜ける通信品質の通信業者が山ほどあります。
まだ、どの通信業者にするかは決まっていませんが、決まり次第発表したいと思います。
転出を決めたら、次は転出の時期です。転出を決断したら、いつまでに手続きを完了すればよいのでしょうか?
楽天モバイルは、『Rakuten UN-LIMIT VI(6)』からの移行者で、月のデータ量が1GBまでの場合は、2022年7〜8月の2ヶ月間は月額料金相当額(1,078円)を割り引くそうです。実質0円です。さらに9〜10月の2ヶ月間は、月額料金相当額の楽天ポイントを付与するとのこと。
おっ!なら、10月末までに転出先を考えないとね。
まだ三木谷浩史氏を理解していないようだね。
甘いよ!
今までの傾向から、楽天ポイントが付与される時点で契約が継続している事が条件の場合が多いんだ。
ポイントは翌々月末までに付与とかの条件がつくから、0円で逃げ切るためには8月末までの転出が安全だよ。
『楽天モバイル×mineo』運用に4月に変えたばかりなのに、忙しいね。
楽天モバイルのMVOとMVNOを合わせたユーザー数は2022年2月に550万人を突破したばかりです。2021年12月時点でdocomoが約8,300万人、auが約6,100万人、SoftBankが約4,800万人と発表されていますから、楽天モバイルの規模の小ささが分かります。正直なところ、このユーザー数では5Gや6G基地局への投資は厳しいでしょう。今後、大幅にユーザーを増やす施策はあるのでしょうか。
個人的には、楽天と他のEC(PayPayなど)が競争することでサービスの品質が向上していると思っています。楽天には消滅しないで欲しいのが本音です。
2022年11月以降の楽天グループの動向が非常に楽しみです。
コメント
楽天モバイルが0円プランを廃止すると発表しましたね。
楽天経済圏は崩壊しちゃうんでしょうか?
最近、サービスの改悪が進んでいる気がします。
楽天経済圏は、崩壊に進んでるように感じますね。
大赤字の楽天モバイル事業を投げ出すことができない以上、今後も改悪は進むと考えるべきでしょう。
楽天経済圏に全てを任せるのではなく、有利なサービスだけを選択して使う事が大切だと感じています。
賢く生きていきましょう!