こんにちは!経済的自由を目指して日々節約に励む底辺の社畜です。
2022年2月2日、楽天証券からの重要なお知らせが届いていました。今日はその内容についてお話します。
もう予想がつくと思いますが、もちろん改悪のお知らせです。
楽天経済圏の改悪については、度々お話していますが、今回の改悪のエグさは、ワースト3に入るレベルです。
改悪は予想していましたが、内容が予想の2.5倍でした。
経済的自由を目指す上で、証券会社の選択は重要な項目です。今回は、改悪の要点と、社畜の対策についてもお話します。証券会社をこれから選択する方にも、乗り換えを検討している方にも参考になる内容になっていますので、よろしければ最後までお付き合いください。
致命的な改悪の内容とは?
まずは、こちらをご覧ください。
忙しい方のために、改悪の要点をまとめました。要約すると、
- 一部の投信積立の楽天カード決済のポイント還元率が、1%から0.2%に引き下げられる。
- 引き下げとなるのは、楽天証券が受け取る手数料が年率0.4%(税込)未満の投資信託。
- 開始時期は2022年9月買付分から。
還元率はSBI証券に合わせて0.5%になるんじゃないかなぁ、と思っていましたが、まさかの0.2%!
1%の還元があるから、みんな楽天証券を使ってたんじゃないの?
でも、引き下げは一部の投資信託だけなんでしょ?
つみたてNISAの対象になっている銘柄は、もともと信託報酬が低い銘柄ばかりなので、メジャーどころは全滅です。
※2022年1月現在の引き下げ対象銘柄が楽天証券のホームページで確認できます。
『eMAXIS slim』シリーズ、『楽天全米株式インデックスファンド』など、楽天証券のつみたてNISAのランキングトップ10は全滅です。
でも、楽天証券が受け取る手数料が0.4%未満で、1%還元してたんだから、楽天証券は損してたんでしょ?
例えば、手数料が0.1%の銘柄なら、改悪後0.2%還元でも悪くないんじゃない?
その間違いをしている人が非常に多いので解説します。
奥さまを始め、この改悪にブログなどで理解を示している人が非常に多かったので、その間違いについて解説します。
信託報酬は、私たちが投信購入時に一度だけ支払うものではありません。むしろ、購入時の手数料は無料になっています。
信託報酬は、信託報酬の年率を日割りして、投資信託保有者が毎日支払っています。この、日々負担している信託報酬を一年間積み上げると、信託報酬率になるのです。
つまり、信託報酬率とは、一年間で投信保有者が負担するコストの割合と言うことです。
話を戻して、代行手数料率が0.1%の投資信託をつみたてNISAで購入した場合、楽天グループは0.2%をポイントで還元しますので、1年目は確かに0.1%の赤字です。
しかし、2年目はどうでしょう?代行手数料を0.1%×2年間=0.2%受け取っているので、1年目の赤字分0.1%をしっかり回収しています。
3年目以降は、毎年0.1%の利益が発生します。そして、つみたてNISAは、20年間売却しないのが前提です。18年間、楽天証券は利益を手にし続けるわけです。損をする事はありません。
18年間…。
まさに、金のなる木だね。
養分は底辺の投資家。
楽天証券が受け取る手数料率が0.1%の時の例ですよ。
手数料がもっと安い投資信託もあります。高いのもあるけど。
さらに、1%還元のときでも、これを目当てに楽天カード発行が増え、カード利用額が増えれば、カード決済の手数料を加盟店からたんまり取れます。トータルでは黒字になるようになっています。
これが楽天経済圏の仕組みです。
これまでは、楽天経済圏の利益の一部を消費者にポイントとして還元していましたが、ここ最近は激しく絞られています。
【補足】
『楽天レバナス』と『iFreeレバナス』は、引き下げの対象から外れました。
レバナス民はひと安心です。
いいお知らせもあった?
今回のお知らせには、サービスの追加に関するものもありました。
内容は、投信積立を『楽天キャッシュ』で決済できるようになるというものです。
こちらも要約すると、
- 投資信託の積立購入を『楽天キャッシュ』で決済できるようになる。
- 上限は50,000円。
- 『楽天キャッシュ』に楽天カードからチャージすると、0.5%のポイント還元。
- 開始時期は2022年8月買付分から。
となります。
還元率は0.5%と、楽天カード決済の1/2ですが、これはSBI証券の三井住友カード決済と同率なので許容範囲です。
楽天カードから楽天キャッシュへのオートチャージもできるので、それほど手間もかからなそうです。
なお、楽天キャッシュ決済開始記念キャンペーンが行われる予定で、キャンペーン期間中は、最大1.0%のポイント還元を受けられるようです。
期間は、2022年8月〜2022年12月買付分までの5ヶ月分の予定となっています。
キャンペーンのポイント還元率のイメージが、楽天証券のお知らせに記載されていましたので、貼り付けておきます。
社畜は、このキャンペーンを満額利用する予定です。
楽天キャッシュ決済での積立設定は2022年6月下旬に受付開始予定です。
その頃に、社畜が積立設定する様子を紹介したいと思います。
そして、キャンペーン終了と同時に、楽天証券でのつみたてNISAも終了です。
今後の楽天証券との付き合い方を考えてみる
今回の改悪を踏まえて、今後の楽天証券との付き合い方について考えてみましょう。
まず、最初に考えるべきことは、証券口座を開くときに、なぜ楽天証券を選んだのかと言うことです。
楽天カード決済で、1%のポイント還元がお得だからと言っていたよね?
そのとおり!
選んだ理由がなくなれば、次に有利な証券会社を選ぶのは当然の事です。
別の証券口座を開く手続きは面倒ですが、この手間をかけられるかどうかが経済的自由を手にする人と、そうでない人の違いだと思います。
候補としては、ポイント還元率が1%の予定の『マネックス証券』か、0.5%還元の『SBI証券』ですが、長期で運用資産が大きくなる事を考えると、投信保有ポイントが有利なSBI証券を選択しようと思います。
この場合、三井住友カードの発行も必須です。キャンペーンを利用して、お得に発行しようと思います。
つみたてNISAは、2023年からはSBI証券に変更しようと考えています。
楽天証券でツミレバしている『iFreeレバナス』は、楽天カード決済1%の恩恵を受けつつ、一年に一回程度、SBI証券の『投信お引越しプログラム』を利用して、SBI証券に移管します。
楽天グループの改悪は、今後も続いていくでしょう。
楽天グループは、改悪を躊躇しません!
楽天のサービスを使うということは、改悪はあるものと理解しておく必要があります。
そして、改悪に備えて、次のプランを常に考えておかなければなりません。
私達は、『現状維持のバイアス』に騙されることなく、常に賢い選択をしていく必要があります。
投資に関しては、特にこの考え方が重要だと、社畜は思います。
なぜなら、投資とは個人投資家の90%が負けるような世界だからです。
私たち個人投資家は、自分がコントロールできる部分で1%でも勝率を上げる努力をし続けなければ、経済的に自由になることはありえません。
努力はしてるけど、社畜は負けっぱなしですね。
投資をしなければ100%負けです。何もしていない人より、経済的自由を手にする可能性は高いです!絶対!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
経済的自由を目指す人の参考になれば嬉しいです。
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