2021年10月1日、楽天経済圏の住民に大型のニュースが飛び込んできました。
そうです。
また、改悪です。
ただし今回のは、楽天カード決済の公共料金に対する付与率が1/5になったとき並にエグいです。
それでは、内容を分かりやすく説明します。
楽天ポイント付与対象金額が税込から税別に
まずは、公式の案内をご覧ください。
2022年4月1日(金)より、一部サービスについて、楽天ポイントの進呈ルール(進呈対象金額)を下記のとおり変更いたします。
・変更前:消費税をポイント進呈対象金額に含む
・変更後:消費税をポイント進呈対象金額に含まない
Rakuten Point club 『ポイント進呈ルールの変更について』より引用
改悪の内容
2022年4月1日(金)より、楽天のサービスの一部について、楽天ポイント付与の対象金額が、税込から税別に変更されます。
軽減税率対象品目以外は、100円につき1ポイント付与だったのが、110円につき1ポイント付与に変更されるということです。
改悪の対象サービス
そして、一部サービスとは以下のとおりです。
- 楽天市場
- 楽天トラベル
- Vacation STAY
- RAXY
- J-LEAGUE ONLINE STORE
- 楽天マガジン
- 楽天西友ネットスーパー
- 楽天Car
- 楽天ぐるなびデリバリー
- 楽天ぐるなびテイクアウト
- 楽天ビューティ
- 楽天イーグルス
- 楽天コレクション
- 楽天チケット
- 楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)
- 楽天シニア
- 楽天エナジー(楽天でんき・楽天ガス)
- Rakuten Super English
※2021年10月1日時点
一部?
主要なサービス全部じゃない。
聞いたこともないサービスも入っていますが、普段使う課税対象のサービスは、ほとんど全部改悪です。
そして、2021年10月1日時点と書いてあるとおり、今後、更に追加される可能性があります。
改悪の対象外サービス
2021年10月1日時点で変更の対象外のサービスは、以下のようになっています。
楽天アフィリエイト、ROOM、楽天ペイ(オンライン決済)、楽天ポイント(オンライン)、Rebates、ラクマ、楽天GORA、楽天競馬、Kドリームス、楽天toto、楽天×宝くじ、ぐるなび、楽天カード、楽天銀行、楽天証券、楽天チェック、楽天ペイアプリ、楽天Edy、楽天ウォレット、楽天生命、楽天損保、楽天超かんたん保険(非課税商品)、みんなの保険診断、楽天ペット保険(楽天少短)、楽天モバイル、楽天モバイルキャリア決済、楽天ひかり、楽天ブロードバンド、楽天写真館、Rakuten TV、NBA Rakuten、Rakuten Music、楽天スーパーポイントスクリーン、楽天ウェブ検索、楽天リワード、楽天ポイントモール、メールdeポイント、楽天スーパーポイントギャラリー、楽天カレンダー、ラッキーくじ、Rakuten Pasha、楽天Infoseek、楽天レシピ、楽天不動産、楽天占い、楽天占いリモート鑑定、楽天みん就、楽天インサイト、楽天超ミニバイト、楽天ファーム定期便
もともと非課税のサービスばかりじゃない?
楽天モバイとか、楽天ひかりなどの課税対象サービスもあります。全サービスが改悪されるわけではないようです。
今後は、分かりませんが。
気になる『SPU(スーパーポイントアッププログラム)』はどうなるの?
みなさんが楽天で買い物をするのは、楽天ポイント獲得が目的だと思います。
ポイントを除けば、Amazonの方が安いことが多いし、レビュー数も多いし、早いしね。
当然、獲得ポイントをモリモリにするために、『SPU(スーパーポイントアッププログラム)』を活用していると思います。
では、みなさんが一番知りたい、今回の改悪が『SPU(スーパーポイントアッププログラム)』にどのように影響するのかを解説します。
公式のよくある質問に、以下の記述を発見しました。
よくある質問
Q:SPU(スーパーポイントアッププログラム)やキャンペーンにおけるポイント進呈対象金額は変更となるか?
A:SPU(スーパーポイントアッププログラム)やキャンペーンにおけるポイント進呈ルールについては、基本的には各サービスの通常時のポイント進呈ルールに連動する形となります。各種プログラムやキャンペーンに関するポイント進呈ルールについては、各サイト上でご案内する予定です。
Rakuten Point club 『ポイント進呈ルールの変更について』の『よくある質問』より引用
政治家の先生の答弁みたいで分かりにくいな。
ははは(汗)。うまいね。
確かに、『SPUも税別に変更になります』て書けばいいのにね。
では、次に影響を見てみましょう。
社畜のSPUは現在6.5倍ですから、これで試算してみましょう。楽天サービスの利用額が年間100万円(税込)だったとすると、2021年3月31日までは、65,000円分のポイントを獲得できていました。
2021年4月1日からは、同じ利用額であれば、税込みの100万円は、税別90万9,091円になりますから、獲得できるポイントは59,085円分になります。その差5,915円分のマイナスです。割合でいうと9%ダウンです。
100円未満は切り捨てて計算するので、正確にはもっとダウンすると思われます。
年間20〜30万ポイントを獲得する猛者であれば、18,000〜27,000ポイントも失うことになります。
ポイントセドラーは、いよいよ難しくなってきましたね。
最後に、腹が立つことが書いてあったので紹介します。
当社は今後も、楽天経済圏のさらなる拡充を通じた継続的なサービス価値向上に努め、すべてのステークホルダーの皆様から支持されるポイントプログラムの提供を目指していきます。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2021年10月1日 楽天グループ株式会社
Rakuten Point club 『ポイント進呈ルールの変更について』より
え?
煽ってんの?
うん、煽ってるね。
このあいさつ文いるかなあ?
まとめ
今回の改悪をまとめると、以下のようになります。
- 改悪の時期は2022年4月1日。
- 楽天市場などでの楽天ポイント付与対象額が、税込から税別に変更される。
- SPUも税別の利用額に対して付与に変更。
- 影響は、獲得できるポイントが、約9%マイナスとなる。
いかがでしたか?
今回は、なかなかエグい改悪だったのではないでしょうか。
以前の記事でも書きましたが、楽天経済圏の住民は、常にアンテナを張り、楽天より有利な経済圏が見つかれば、いつでも移住できる準備をしておく事が大切です。
経済圏からの移住でなくても、一部のサービスだけでも、有利なサービスに変更する準備はしておきましょう。
楽天カードで公共料金を払っている人はいないですよね?
付与率0.2%ですよ。
2022年4月1日からは、Amazonとよく比較して買い物するようにします。
まだまだ、総合的にはお得な『楽天経済圏』ですが、部分的には他のサービスに負ける所が目立ってきました。
現状に満足せず、賢く節約して、資産をどんどん増やしましょう。経済的自由を目指す皆さまのお役に立てたら嬉しいです。
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