はじめに、投資は自己責任であることを理解したうえでお読みください。また、この記事は、毎月50,000円の投資資金が確保できる事を前提としています。
2021年4月時点で、投資信託を積立するとしたら、一番最初に検討される証券会社は楽天証券で間違いないでしょう。
投信積立を楽天カードで決済すると、買付金額の1%が楽天ポイントとして付与されます。付与される楽天ポイントは通常ポイントなので、投資信託の購入に充てることができます。
買付金額の1%を再投資することができる訳ですから、現時点では最も投資効率が高い証券会社と言えます。
しかし、何も考えずに積み立て設定をすると、投資効率を最大化できない落とし穴があります。
この記事では、さらに投資効率を最大化できる設定について解説します。
他の投資ブロガーさんの記事をいろいろ読んでみましたが、この設定を紹介している記事はなかったので、きっとお役に立てると思います。
楽天証券で積立投資をするメリット
前段でも説明しましたが、楽天証券で投資信託を積立するとしましょう。
この投信積立を楽天カードで決済すると、買付金額の1%が楽天ポイントとして付与されます。買付金額の上限は50,000円なので、最大で500ポイントを獲得することができます。
楽天カード決済で投資信託を購入すると、1%分の楽天ポイントを獲得できる。最大500ポイントまで。
付与される楽天ポイントは、通常ポイントとして付与されます。期間限定ポイントではありません。街で楽天カードを使った時と同様です。
獲得できる楽天ポイントは、通常ポイント。
さらに楽天証券では、楽天ポイントで投資信託を買付することができます。ただし、買付に使えるのは通常ポイントのみです。
楽天ポイントで、投資信託を購入することができる。
楽天ポイントで投資信託などを購入することを、ポイント投資と言います。そして、ポイント投資で投資信託を購入した月は、SPUが+1倍というおまけまでつきます。ただし、500円以上の購入が必要です。
ポイント投資で投資信託を購入した月は、SPUが+1倍。
ポイント投資をすると、500ポイント獲得できない?
楽天証券で、投資信託の積立を楽天カード決済すると、買付日は毎月第1営業日になります。他の日を指定することはできません。
次に、SPU+1倍の特典を受けるためには、楽天ポイントコースを選ばなければなりません。楽天ポイントコースでは、1ポイント以上の設定が必須です。
楽天ポイントコースを選ぶと、指定したポイントを、月初に1番近い注文から充てていきます。
例えば、4月1日に50,000円の投信積立を楽天カード決済で設定し、楽天ポイントコースを500ポイントで設定したとします。
すると、4月1日の買付には、先に楽天ポイントコースで設定した500ポイントが充当され、楽天カード決済額は、49,500円となります。
付与される楽天ポイントは、楽天カード決済額の1%なので、495ポイントとなり、上限の500ポイントを獲得することができません。
楽天カード決済では、100円未満を切り捨てた額の1%の楽天ポイントが付与されます。
100円未満の端数は切り捨てられるので、楽天ポイントコースを100ポイント使用に設定し、49,900円を楽天カード決済すれば、499ポイントを獲得できます。
獲得した499ポイントから、使用した100ポイントを引いた残り399ポイントは、スポット購入という方法で投資信託を買付ます。
社畜も、この方法で投信積立をしてきましたが、上限の500ポイントより1ポイント少ない499ポイントしか再投資できないこと、毎月1回手作業でスポット購入しなければならない事が不満でした。
特にスポット購入が面倒で、49,900円決済と49,500円決済で生じる4ポイントの差のために、手動でスポット購入の作業をするのは時間効率が悪いと思っていました。
そして、試行錯誤を繰り返し、ついに見つけたのです!
楽天ポイントを上限の500ポイント獲得でき、なおかつ自動で再投資できる設定を。
それでは、ご覧下さい。楽天証券で積立投資を始めたら必ずやるべき設定です。
楽天証券で積立投資を始めたら必ずやるべき設定
楽天証券で投資信託を積立する人は、ほぼ100%『楽天銀行』に口座を持っていると思います。
楽天カードの決済を、楽天銀行で行わないと、SPU+1倍の特典を受けられないから当然ですね。
そして、楽天証券と楽天銀行を紐付ける、『マネーブリッジ』を設定しているはずです。
マネーブリッジを設定すれば、楽天銀行の普通預金金利が、大手銀行の100倍である0.1%になるので、これも当然でしょう。
ここまでは準備が完了している前提で話を進めます。もし、まだ準備ができていない人は、先に『楽天銀行』の口座開設と『マネーブリッジ』の設定を済ませてください。
設定方法
では、さっそく投資信託の積立設定をしていきましょう。
むずかしい?
かんたん。
まず、買付したい投資信託を探します。社畜は、emaxis slim米国株式(S&P500)を積立てています。銘柄が決まったら、積立注文をタップします。
引落方法を設定する画面になります。ここが重要です。『証券口座(マネーブリッジ)』を選択し下にスクロールします。
引落方法を、『証券口座(マネーブリッジ)』にする。
積立指定日を選択します。ここが重要です。毎月1日を選択します。
積立指定日を、毎月1日にする。
さらに下にスクロールすると、現在のポイント利用の状況が表示されます。設定をタップします。
ポイント利用設定画面になるので、『毎月』の利用ポイントの上限を『500』ポイントにして、『設定する』をタップします。ここが重要です。『毎日』や『501』ポイント以上に設定すると、上限の500ポイントを獲得できなくなります。
『毎月』の利用ポイントの上限を『500』ポイントに設定する。
積立金額の設定画面になります。ここが重要です。積立金額を500円以上にします。ここでは、投資効率を最大化するために500円で設定します。分配金は選んだ投資信託によって変わりますが、emaxis slim米国株式(S&P500)は『再投資型』になります。ボーナス設定は『しない』ですね。
投資効率を最大化する場合は、積立金額を500円に設定する。
口座選択の画面になります。どちらを選んでも良いですが、申告後に課税されるのが面倒なので、今回は『特定』を選択します。『次へ』をタップします。
注文内容の確認画面になりますので、設定内容が、下の画像のようになっているかを確認してください。
間違いがあったら、最初に戻って設定し直して下さい。間違いなければ、下にスクロールし、『取引暗証番号』を入力して、『注文する』をタップします。
設定は以上です。積立設定の画面がどうなっているか、見てみましょう。
毎月1日の、楽天カードでの積立の上に、証券口座の500円積立が表示されていれば成功です。
これで、楽天ポイントコースで設定した500ポイントは、証券口座での500円積立に先に充当されます。つまり、引き落としは0円です。
そして、楽天カードで50,000円の投信積立が決済されるはずです。
では、実際の楽天カードの決済額を楽天e-NAVIで見てみましょう。
ちゃんと支払金額が50,000円になっていますね。これで上限の500ポイントを獲得できて、500ポイントを再投資できました。
メリット
この設定のメリットは、手間がかからない事です。
最初に一度だけ設定してしまえば、あとは放ったらかしで大丈夫です。面倒な手作業はありません。
そして、すでに1%勝った状態でスタートできます。これが最大のメリットです。
長期インデックスファンド投資の年平均リターンが4〜5%である事を考えれば、1%のインパクトが、どれ程大きいか理解できると思います。
投資信託を買ってすぐに、基準価格が1%下落しても負けないのです。
毎月手作業でも、この1%に近づける事は可能です。ですが、1%にはなりませんし、時間効率を考えたときのコストパフォーマンスは疑問です。
これは、知らないと損だね。
デメリットは無いの?
今のところ、デメリットは思いつかない。
敢えて言うなら、積立額が50,500円を超えると投資効率が下がることかな。
この設定のデメリットではないけど。
まとめ
この記事では、楽天証券で積立投資を始めたら必ずやるべき設定について解説しました。
毎月50,000円の積立投資をしている人であれば、投資信託積立を一つ追加で設定するだけです。設定内容は、以下の4つです。
- 引落方法を、『証券口座(マネーブリッジ)』にする。
- 積立指定日を、毎月1日にする。
- 『毎月』の利用ポイントの上限を500ポイントにする。
- 積立金額を500円にする。
この設定をするだけで、毎月上限の500ポイントを獲得することができ、さらにそのポイントを自動で再投資できます。
面倒な手作業から開放されるうえに、投資効率を最大化できます。
みなさんも投資効率を最大化して、目標達成へ少しでも近道しましょう!
もっと早く設定できてたら良かったね。
試して結果が出るのに1ヶ月以上かかるからね。何度も試して1年近くかかったよ。
経済的自由にまた一歩近づいたんじゃない?
人類にとっては小さな一歩だが、社畜にとっては偉大な一歩である。by底辺の社畜
第二弾を追加しました!
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