石垣島での移住生活を考えているなら、まずライフラインを確保する必要があります。
ライフラインである、水道、電気、ガスの契約は、ほとんど必須です。
今回は、ライフラインのうち、電気について解説します。
※2022年4月1日から支払い方法を、口座振替からクレジットカードに変更しました。
※2023年4月1日からの値上げ情報を更新しました。
石垣島の電力会社
石垣島は、沖縄電力、通称『おきでん』エリアになります。しかし、離島である石垣島は、沖縄電力の全てのプランが選べるわけではありません。
選べるプランは?
選べるプランは、以下の3つになります。
単身赴任で、賃貸物件一人暮らしなら、『①従量電灯』一択になります。沖縄電力のホームページから、使用開始の手続きをすると『グッドバリュープラン』か、『①従量電灯』の選択画面になりますが、離島である石垣島は、『グッドバリュープラン』の対象外です。アンペア(契約容量)の選択もありません。
何アンペア使うとブレーカーが落ちるのか、気になるところです。
沖縄電力のポイントサービス『おきでんmore E』プレミアム会員も、離島は対象外です。
スタンダード会員にはなれるようですが、ポイント付与がないので、ほぼメリットはありません。
その他、『ちゅらクック割引』という制度がありますが、移住者にはハードルが高いです。
台風で停電することが多い石垣島では、オール電化ではなく、ガスも契約しておく方が安心です。キッチンは、ガスの方がよいでしょう。
確かに、石垣島ならガスは必須だね。
気になる電気料金
気になる電気料金はこちらです。なお、2021年4月の従量電灯の料金表です。
使用量(kWh) | 単位 | 料金(税込) | |
最低料金 | 10まで | 10kwh | 402.40円 |
従量料金 | 10をこえ120まで | 1kWh | 22.95円 |
120をこえ300まで | 1kWh | 28.49円 | |
300をこえる部分 | 1kWh | 30.47円 |
※2022年12月26日追記。
沖縄電力より『電気料金の値上げ改定についてお知らせ〉』が届きました。
2023年4月1日より電気料金は以下の通り改定されます。
使用量(kWh) | 単位 | 料金(税込) | |
最低料金 | 10まで | 10kWh | 575.82円 |
従量料金 | 10をこえ120まで | 1kWh | 40.29円 |
120をこえ300まで | 1kWh | 45.83円 | |
300をこえる部分 | 1kWh | 47.81円 |
※燃料費調整単価を含まない金額が判明次第、再度更新します。
2023年4月1日より、基本料金に相当する部分で約30%、従量単価は約50%も値上がりします。
最低でも30%の値上げですね。節電を心がけないと大変だ。
詳しい料金や従量電灯以外のプランは、沖縄電力のホームページでご確認下さい。
沖縄電力エリアは、同一料金です。離島による割り増しなどはありません。
九州電力と比較すると高めです。
使用開始の手続きは?
次は、電気の使用開始の申し込みです。
電話か、インターネットで沖縄電力のホームページから申し込みます。
社畜は、3月中旬から電話を掛け続けましたが、移住予定日一週間前になってもつながらないので、インターネットで申し込みました。
3月〜4月は、電話がつながりにくいようです。
使用開始の申し込みには、
- 入居先の住所
- 入居予定日
- 使用開始予定時刻
が必要です。ガスの開栓の際に電気が必要になりますので、少し早目の時刻を指定しておくほうが良いでしょう。
なお、使用開始予定時刻になれば、ブレーカーを上げるだけで電気が使えるようになります。電力会社の立会いはありません。
支払い方法は?
沖縄電力の支払い方法は、3つから選べます。
口座振替割引はありません。ポイ活派は、クレジットカード払いがよいでしょう。ポイント付与率が高いクレジットカードを使って下さい。楽天カードは、2021年6月から0.2%しか付与されませんので気をつけましょう。
『納付書払い』では、各種payが利用できます。
キャンペーンなどで、ポイント付与率が高いときがあるので、クレジットカードよりお得な場合があります。ただし、毎月手作業で支払う必要があるので、時間と労力を考えるとクレジットカードがよいでしょう。
社畜は、通帳に記録を残したいので口座振替にしました。
電気料金が月4,000円としても、楽天カードは、4,000円✕0.2%=8P
年間で96Pにしかなりません。
yahooカードなどの付与率1%以上のカードなら、メリットは大きいです。
1Pも無駄にしないんじゃなかったの?
過去の通帳を見返すと、いろいろ興味深い発見があってね。年間96〜480円以上の価値はあると思ったんだ。
※2022年4月1日追記
イオンカードセレクトでクレジットカード払いに変更しました。
ポイント還元率は0.5%と高くはありません。
ただし、イオンカードなら沖縄電力のホームページからオンラインで手続きが完結するというメリットがあったのが決め手になりました。紙の申込書を提出する必要はありません。
口座振替、クレジットカードともに、沖縄電力コールセンター(0120-586-391)に電話すれば、申込書を送ってもらえます。
口座振替できる銀行等は、沖縄の銀行がほとんどです。移住者は、移住前にゆうちょ銀行の口座を開設しておくことをおすすめします。各銀行等の窓口で、直接申し込みもできます。
社畜は、ゆうちょ銀行の窓口で、直接申し込みました。
クレジットカードは、各クレジットカード会社のホームページからインターネットで申し込む事もできます。ただし、選べるカードが限られますので、沖縄電力のホームページを確認してから手続きしましょう。
選べる新電力
電力会社は、2016年の電力自由化によって、自由に選ぶ事ができるようになりました。
2021年4月現在、石垣島で選べる電力会社は、沖縄電力を除いて以下の3つです。
各電力会社のプランは、各電力会社のホームページで確認できますが、比較サイトを使うと、一気に調べる事ができます。社畜のおすすめは『エネチェンジ』になります。郵便番号で、かんたんに比較ができます。
なんで新電力を選ばなかったの?
石垣島は、電気料金が大幅に安くなるプランがないんだ。
残念ながら、石垣島で選べる電力会社は、沖縄電力と比べて、ほとんど同じ料金のプランや、安くても解約時に違約金がかかるプラン、乗換え特典を除くと逆に高くなるプランばかりでした。
離島は、安い電源が確保できないため、新電力の参入は難しいようです。では、なぜ沖縄電力の電気代が、そこまで高くないかというと、ユニバーサルサービスの観点から本土で暮らす人たちがコストを負担しているからです。このコスト負担によって、本土と「同程度」の料金水準を保たれているのです。
ガスとセットなら安くなるって、聞いた事があるよ。
ガスの自由化は、都市ガスだけ。
石垣島は、プロパンガスしかないんだよ。
なるほど。
打つ手無しだね。
まとめ
離島である石垣島では、電気料金を大幅に安くすることは難しいです。それは、新電力の参入が困難で、競争原理が働かないためです。
2021年4月時点では、沖縄電力でポイント付与率が高いクレジットカード払いを選び、今後よいプランが出るのを待つというスタンスが良さそうです。
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