経済的自由とは!?
経済的自由という言葉を聞いて、どういう状態を想像しますか?
経済的に自由なんだから、お金を自由に使える生活ってことだろ?
豪邸に住んで、高級外車を何台も乗り回す。そんな生活かな?
暑くなれば避暑地の別荘へ、寒くなれば南国のリゾートへ。
もちろん仕事なんかしない。
ざっとこんな状態かな?
毎日おいしいもの食べて、高級なお酒を飲む生活!最高!
こんなことを考えませんでしたか?
もちろん、これも経済的自由のひとつではあります。しかし、ここまでの状態を達成することは容易ではありません。社畜が目指す経済的自由とは、
生活費 < 資産収入
生活費より資産収入の方が大きい状態ですね。
この状態になれば労働は必要なくなります。これなら、実現性はかなり高くなってくると思いませんか?
いやいや、銀行の預金金利が0.001%の今、利息だけで生活費をまかなうのに資産がいくらいると思ってるの?
10億あったって足りないよ!?
と思ったかた、ちょっと待ってください。たしかに、銀行預金の利息だけで生活することは難しいですが、3億円あれば人生はほぼ逃げ切れます。10億円もいりません。
さらに、経済的自由への道筋をしっかり計画することで、もっと実現可能な資産額で逃げ切ることは可能です。
例えば、月の生活費が20万円の家計としましょう。5%の収入を産み出す資産があれば、経済的自由を達成するために必要な資産額は4,800万円です。月10万円で生活できる人なら、必要な資産額は2,400万円でいいのです。
どうです?これならなんとかなりそうな気がしませんか?
うん、すぐにはむりだけど、これなら手が届きそう!
突然ビックリ!
肯定的なご意見ありがとう。
繰り返しますが、経済的自由の定義は、
生活費 < 資産収入
これだけ覚えて次に進みましょう。
『F.I.R.E』知ってますか?
経済的自由の定義を覚えたところで、次の質問です。
『F.I.R.E』という言葉を聞いたことがありますか?有名な言葉ですが、一応説明させてください。
『F.I.R.E』とは4つの単語の頭文字を組み合わせた造語で、その4つの単語とは、
- Financial : 経済的な
- independence : 独立、自立
- Retire : 退職、引退
- early : 早く、早期に
訳すと『経済的自立と早期退職』ということになります。
もう少し詳しく言うと、
F.I.R.Eとは、 経済的自立と早期退職を 目標とするライフスタイル
ということを意味します。つまり、ライフスタイルです。が、ここでは混乱をさけるため、『F.I.R.E』とは、『経済的自立と早期退職』ということにします。
巷に流れる、『F.I.R.E』を30歳で達成した会社員や、20代で達成したエンジニアなどの成功体験を見ると、40代後半までなら『F.I.R.E』は実現性が高いと思います。(60歳定年前に早期退職できれば『F.I.R.E』達成ということにします)
社畜の目指す経済的自由とは、まさに『F.I.R.E』です。
以降では、社畜が考える、経済的自由達成への3つの要素を紹介したいと思います。
経済的自由達成への3つの要素
ここからは、社畜が考える、経済的自由への3つの要素を紹介したいと思います。
最初に説明した、
生活費 < 資産収入
覚えていますか?
かんたんな式ですが、ここには3つの要素が含まれています。その3つの要素とは、
- 貯める力(節約)
- 稼ぐ力(収入アップ)
- 増やす力(投資)
です。順番に見ていきましょう。
貯める力(節約)
まず最初は『貯める力(節約)』です。
経済的自由の不等式は、生活費が下がれば下がるほど実現性が高くなります。具体的な金額を例にとると、毎月の生活費が10万円の家計は、資産収入が10万円以上あればいいですよね?資産収入の利回りを年率5%とすれば、必要な資産額は2,400万円あれば足りるということになります。では、毎月の生活費が20万円の家計ではどうでしょう?当然、必要な資産額は4,800万円です。これだとかなり難しくないですか?
『貯める力(節約)』には、もう一つ意味があります。経済的自由を達成するためには、資産収入を生みだす資産『金のなる木』を買い続ける必要があります。資産を買うためには、
給与収入ー生活費=余剰資金
この余剰資金が必要です。余剰資金を得るためには生活費を下げること、つまり『貯める力(節約)』が必要になるというわけです。
稼ぐ力(収入アップ)
次は、『稼ぐ力(収入アップ)』です。
先程『貯める力(節約)』でも説明しましたが、
給与収入ー生活費=余剰資金
この余剰資金で資産『金のなる木』を買い続けなければ資産収入は得られません。つまり、永遠に経済的自由を手にすることはないでしょう。余剰資金を得る方法は、生活費を下げるか『稼ぐ力(収入アップ)』を身につけるしかありません。しかし、給与を上げるのは容易ではありません。また、副業が禁止されている会社もあるでしょう。
社畜の勤務先も副業は禁止です。
大丈夫です!式を見たら分かるとおり給与収入が低くても、生活費を下げることで余剰資金を確保することができます。つまり『貯める力(節約)』で補うことが出来るというわけです。
むしろ、気をつけないといけないのは、収入アップを目指して転職するというリスクを犯すことです。生活費は最低限度以上に下げることはできません。いまの給与で余剰資金を確保できるのであればリスクを犯すことはお勧めできません。
社畜も、クビが怖くて転勤を断れませんでした。経済的自由を手にするまでは辛抱です。
最低限、今の収入を維持することに集中しましょう!
増やす力(投資)
最後は、『増やす力(投資)』です。
毎月の生活費が10万円の家計は、資産収入が10万円以上あればよい。資産収入の利回りを年率5%とすれば、必要な資産額は2,400万円あれば足りるということになる
『貯める力(節約)』の項
という説明をしましたが、この『年率5%』というのが『増やす力(投資)』です。例で言えば、年率が10%なら必要な資産額は1,200万円でよいということになります。ここでの注意点は2つです。
1つ目は、リスクを取りすぎないということです。投資の神様ウォーレン・バフェット様ですら年率20%です。2倍3倍に増える可能性があるということは半分になることもあると言うことです。ギャンブルにならないように注意しましょう。
2つ目は、リスクを恐れて余剰資金を全額銀行預金にしないということです。例で言えば、銀行預金の年率0.001%では必要な資産額は1,200億円です。社畜が経済的自由を目指すなら投資をしないという選択肢はありません。
社畜も2020年から投資信託を積立購入しています。2021年3月現在、含み益が出ています。
まとめ
経済的自由とは働かなくても生活できる状態で、つぎの式で表せる。
生活費 < 資産収入
経済的自由を達成するためには3つの力が必要。その3つとは、
- 貯める力(節約)
- 稼ぐ力(収入アップ)
- 増やす力(投資)
給与収入ー生活費=余剰資金
3つの力で余剰資金を生み出し、『金のなる木』を買い続ける事で、経済的自由は達成できる。
『金のなる木』を買い続けるぞ!
コメント