こんにちは!2021年11月からNASDAQ100指数の暴落を待っているうちに2022年になってしまった底辺の社畜です。
2021年12月27日に、楽天証券から衝撃的な改悪のお知らせが届きました。2022年4月1日から
投信保有ポイントの廃止です。
この改悪により、楽天証券で投資信託を保有するメリットはなくなりました。
いよいよ楽天経済圏からの撤退を考えていましたら、SBI証券が嬉しいニュースを発表していました。
投信お引越しプログラムです。
今日は、この投信お引越しプログラムについてお話したいと思います。
よろしければ最後までお付き合いください。
投信マイレージ
投信お引越しプログラムの前に、まず『投信マイレージ』について理解しておく必要がありますので、こちらの説明をしたいと思います。
『投信マイレージ』とは、楽天証券で言うところの『投資信託資産形成ポイント』と同じもので、投資信託を保有することで、毎月一定割合のポイントが付与されるサービスです。
資産形成ポイント(2022.4改悪前) | 投信マイレージ | |
eMAXIS slim S&P500 | 年率0.006〜0.024% | 年率0.0374% |
iFreeレバナス | ブルベア型は対象外 | 年率0.1% |
さらに、SBI証券の投信マイレージは、残高が1,000万円以上の場合、iFreeレバナスなどの一般銘柄は、付与率が0.2%になります。
楽天証券の資産形成ポイントは、2021年8月1日にも改悪があっており、この時点でもSBI証券の圧勝でした。
楽天証券からの移管なのかは分かりませんが、SBI証券の発表によると、SBI証券への移管は急増しているそうです。
もちろん、その理由は『投信マイレージ』が魅力的だからとのことです。
クレジットカード決済ポイントは楽天証券の勝ち
では、社畜がなぜ楽天証券を利用していたかと言うと、楽天カードでのクレジットカード投信積立(上限50,000円)で1%の楽天ポイントが付与されるからです。そして、付与された楽天ポイントで投資信託を購入する事ができます。
SBI証券では、三井住友カード(一般)でクレジットカード投信積立(上限50,000円)を行うと0.5%のVポイントが付与されます。しかしVポイントで投資信託を購入することはできません。なお、2022年春〜夏頃に、Vポイントで投資信託の購入ができるようになるようです。
このクレジットカード投信積立の差が決め手となって、楽天証券を使っていました。
楽天証券でクレジットカード決済で投資信託を購入して1%のポイントをもらい、SBI証券に移管して投信マイレージを稼ぐ、というのがベストな方法だと思いますよね?
いいとこ取りだね。
裏がありそう。
しかし、投資信託の移管には出庫(移管)手数料が、3,300円(税込)かかります。
ほらね。
やっぱり甘くないですね。
移管手数料が高すぎて、この方法は使えません。
投信お引越しプログラム
しかし、SBI証券がやってくれました。2021年12月28日に発表された
投信お引越しプログラムです!
簡単に言うと、このプログラムは、移管手数料を全額SBI証券がキャッシュバックしてくれるサービスです。
なんて太っ腹!
以前から、『投資信託出庫手数料全額キャッシュバックキャンペーン』という名前で、期間限定で手数料のキャッシュバックは行われていましたが、このキャンペーンが『投信お引越しプログラム』として恒久化される事になったのです。
これで、安心してSBI証券へ移管できますね。
楽天の改悪発表の翌日に発表するとは・・・。
思わずニヤニヤしてしまいました。
しかし、懸念点というか、注意点もあります。
まず、キャッシュバックまでの期間が1〜2ヶ月かかること。
そして、手続きがめんどくさいと言うことです。具体的には、移管手数料の領収証を郵便で送付する必要があります。
オンラインで出来ないの?
領収証は画像で送信すれば良くない?
貰えるポイントと労力を比較すると、毎月移管手続きをするのはコスパが悪いですね。
移管手続きは、一年に1回位が現実的ではないでしょうか。
つみたてNISAは移管ができない
つみたてNISAは、年ごとに証券会社を変更して新たに積み立てることはできますが、すでに保有している投資信託を移管することはできません。
具体的に、2021年は楽天証券で40万円を積み立て、2022年はSBI証券で40万円を積み立てることは可能です。
しかし、2021年に楽天証券で積み立てた投資信託を、SBI証券に移管することはできないのです。
この問題の解決策としては、SBI証券でつみたてNISAを使い、楽天証券は特定口座でクレジットカード決済する、という方法になると思います。
この場合、ポイントを最大限獲得するためには、楽天証券で5万円、SBI証券で5万円、計10万円を毎月積み立てる必要があります。
最低でも、楽天証券で5万円、SBI証券でつみたてNISAの33,333円、計83,333円を毎月積み立てないとポイントの恩恵は小さいです。
なかなかハードルが高いですね。
SBI証券でつみたてNISAを始めるまでには時間があるので、これから入金額を上げる準備を始めます。
2022年1月4日のつみたてNISAは、楽天証券でクレジットカード決済されてしまったので、SBI証券でつみたてNISAを開始するのは、最短で2023年1月からになります。
まだまだ時間があるので、これから入金力を上げていきたいと思います。
最後に
最後に注意点です。
投資信託を移管するためには、移管先が同じ投資信託を取り扱っている必要があります。今回のケースでは、SBI証券で取り扱っていない投資信託は移管ができません。
具体的には、『楽天レバナス』はSBI証券に移管できないということです。
楽天レバナスをツミレバ設定している人は、『iFreeレバナス』への変更を忘れないようにしてください。
すでに保有している楽天レバナスは、いったん売却か、楽天証券で保有を続けるしかありません。念のため。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。経済的自由を目指す人の参考になれば嬉しいです。
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