【底辺社畜】FIREへのモチベーション!運用利回り7%は現実的?

経済的自由

ど〜も。節約と投資で経済的自由を目指す底辺の社畜です。

収入を増やし、支出を切り詰め、余剰資金を投資に回すことばかり考えています。

以前、つみたて投資でFIREするためには、どれくらいの金額と時間が必要かをシミュレーションしました。

奥さま
奥さま

運用利回りが5%の場合、6%の場合で、積立金額ごとにシミュレーションしました。

社畜
社畜

自分は、あと何年でFIREできるのか?ゴールを見える化する事でモチベーションアップにつながったのではないでしょうか。

今回も、運用利回りを変えて再度シミュレーションしてみました。果たして、FIREまでにあと何年かかるのでしょうか?

ここで、経済的自由への道のりをもう一度復習しておきましょう。

残酷な資本主義社会の仕組み

まずは、残酷な資本主義社会の仕組みについてです。

残酷な資本主義社会の仕組み

R  G

R:資本収益率

G:経済成長率

こちらは、フランスの経済学者トマ・ピケティ先生が著書『21世紀の資本』において、「資本主義の富の不均衡は放置しておいても解決できずに格差は広がる」という主張の根拠として示した事実に基づく不等式です。

資本収益率(R)とは、投下した資金に対して企業がどの程度の利益を生み出したか、という割合です。資本主義社会全体で見ると、資本家が出資したお金が1年でどれだけ増えたか、と言い換えることができます。

経済成長率(G)とは、ある国の国内総生産(GDP)が、1年後にどの程度成長していたか、という割合です。生産活動の成長、つまり労働によって得られる所得の増加率ということになります。もっと簡単にいうと賃金上昇率と言い換えてもいいかもしれません。

Rは、オルカンの過去30年平均のデータでは年10%、もっと長期でも年6%程度となっています。全世界で見ると6〜10%程度ということですね。

Gは、実質賃金上昇率の統計によると過去30年平均では2%程度です。なお、コロナ対策で世界中でお金を刷りまくった結果、インフレが未だに止まりません。実質賃金上昇率は、もう少し低くなるのではないでしょうか。

もちろんPからも物価上昇率を差し引く必要がありますので、6〜10%から物価上昇率2%を差し引いた、実質の資本収益率は4〜8%程度となるのでしょうか。

それでもRとGには、毎年2〜6%の差が出続けることになります。

この2〜6%の差ブルジョワジー(資本家階級)プロレタリアート(賃金労働者階級)の差です。

では、この差を埋めるにはどうしたらよいのでしょうか?

経済的自由への道すじ

残念ながら、この差は埋めることができないと、トマ・ピケティ先生は仰っています。むしろ拡大していくと。

では、賃金労働者階級は、経済的自由を手にする事はできないのか?

そんな事はありません。

ブルジョワジー(資本家階級)に成ればいいのです。

成り方は、いたってシンプルです。

プロレタリアート(賃金労働者階級)として稼いだお金の一部で資産を買えばいいのです。

経済的自由への道すじ

収入ー支出=余剰資金

余剰資金✕運用利回り^運用期間=資産

まずは、勤労で収入を得ます。

そこから生活費を支出します。

残った余剰資金を投資します。

たったの3ステップです。シンプルでしょ?

ちょっと補足します。

収入は、高い方が早く経済的自由になれます。そして、複数の収入源を持つことがリスクコントロールになります。副業オススメです。

生活費は、低く抑えたほうが早く経済的自由になれます。収入が増えても生活水準を上げてはいけません。

投資先は、できるだけ運用利回りが高いほうがいいですね。でも、利回りにつられて高いリスクを取ることはお勧めしません。ハイリスク・ハイリターン、どころかハイリスク・ローリターンなんて事もありますから注意しましょう。

これを、運用益だけで生活できるまで繰り返したとき、あなたは経済的自由を手にしたことになります。

社畜
社畜

さあ、経済的自由への復習はここまで。

それでは、シミュレーションと行きましょう!

さあ、シミュレーションだ!

シミュレーションの条件は、以下の通りとしました。

  1. 毎月5万、10万、15万、30万円積立
  2. 運用利回りは年率7%
  3. 月複利で毎月末に利回り繰入(1000円の位で四捨五入)
  4. 非課税
  5. 期間は一億円または40年の短い方まで
年数5万10万15万30万
1年62124186372
2年128257385770
3年2003995991198
4年2765528281656
5年35871610742148
6年44689213372675
7年540108016203240
8年641128219233850
9年749149922484496
10年865173125965193
11年990198029705940
12年1123224733706741
13年1267253338007600
14年1420284042618521
15年1585317047549509
16年17613523528410568
17年195139015852
18年215443076461
19年237147427114
20年260552097814
21年285557108565
22年312362469370
23年3411682210233
24年37197439
25年40508101
26年44058810
27年47859571
28年519310387
29年5631
30年6100
31年6603
32年7142
33年7720
34年8340
35年9005
36年9718
37年10483
38年
39年
40年
(単位:万円)

一億円を超えたらFIREとなるので、一億円で止めることにしました。

運用利回り7%になると、毎月5万円でも37年で約1億円に到達しましたね。大学を卒業して22歳で就職しても、60歳前には1億円という資産を築く事ができますね。39年から40年にかけては、1年で765万円も増えています。この内、62万円は新たな積み立て分ですので、これを除くと1年で700万円以上増えています。積み立ては、FIREする数年前には止めても影響は無さそうですね。

毎月10万円だと28年でゴールです。22歳で大学を卒業したとして、50歳でFIREです。一般の人が定年退職する60歳より10年早く自由を手にすることができます。

毎月15万円なら23年で一億円超です。22歳から積立開始で45歳でFIRE。40代で経済的自由を掴むことができると、夢が広がりますね。まだ気力・体力ともに充実していますから何でもできます。

そして、毎月30万円なら、なんと16年で一億円超です! まぁ、ここまでの入金力があれば資産一億円でのFIREには魅力がないかもしれませんね。超富裕層、資産5億円を目指してみるのはどうでしょう?資産5億円は別世界です。利回り7%運用で年間約3,500万円も増えちゃいます!税引き後で、毎月230万円使い続けても元本は減りません。保守的なトリニティスタディの4%取り崩しのルールでも毎月130万円使うことができます。

使い切れないので、私にはあまり魅力がありませんけどね。

では、この表の活用方法の説明にいきましょう。

シミュレーション表の活用法

わが家の資産を例に考えてみましょう!

赤の太字のところ毎月15万円積立の6年後が、実際のわたしの状況にもっとも近いところになります。2025年10月現在、約1,400万円の運用資産がありますので1,337万円が一番近いですね。

そうすると、現在、毎月15万円積立しているので、0円からスタートだと一億円超まで23年かかりますが、6年目の1,337万円から数えると約17年で一億円超に到達ということになります。

奥さま
奥さま

それでも17年かかるのか〜。あなたが66歳だから、60歳定年退職後の再雇用で65歳まで働いても間に合わないね。

社畜
社畜

積立投資の終盤は、入金力の影響が小さくなるから60歳からは生活に困らない程度だけアルバイト生活という手もある。週3〜4日だけ働けばいい、って魅力的だよ。

奥さま
奥さま

問題は60歳までの入金力だね。子どもの大学進学が決まれば、6年間は学費と仕送りで大変だよ。

毎月15万円は無理でしょう。

社畜
社畜

インフレも危険水域だよ。年率3%超え、食品などの生活必需品に関しては5%を超えてるからね。1億円じゃFIREできないかも。

奥さま
奥さま

2025年10月10日にトランプ大統領が中国に高関税を突きつけたよね。

社畜
社畜

中国がレア・アースの輸出を厳格化することを発表したからね。株価は暴落しちゃいました。

奥さま
奥さま

運用利回り7%は甘すぎる想定じゃない?本当にFIREできるのかね。

社畜
社畜

自分にコントロールできないことを悩んでもしょうがないよ。運用利回りもインフレもね。

入金力に集中して淡々と積み立てを続けていけば、いつかゴール(経済的自由)にたどりつけるんだよ。

需要があれば、運用利回りを上げた表も作成してみようと思います。ご希望がありましたらコメント欄で。

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