こんにちは!経済的自由への道が、なかなか進まない底辺の社畜です。
今日は、SBI証券から発表された『投信マイレージ』の変更について、お話します。
えっ!
まさか、SBI証券も?
2021年12月27日に発表された、楽天証券の『投資信託資産形成ポイント』の廃止は衝撃的でした。
SBI証券の変更内容はどのようなものだったのでしょうか?
SBI証券『投信マイレージ』とは?
投信マイレージの変更の話の前に、投信マイレージとはどういった制度かをおさらいしておきましょう。
『投信マイレージ』とは、SBI証券のサービスで、SBI証券で投資信託を保有していると、毎月一定割合のポイントが付与される制度となっています。
付与されるポイントは、Tポイントか、Pontaポイントを選択できます。ただし、Tポイントは、SBI証券限定Tポイントとなっており、SBI証券での投資信託の購入などにしか使えません。
ポイントは、すべて投資に回したいので、SBI証券限定Tポイントは望むところです!
ポイントの付与率は、投資信託の銘柄によって異なっていますが、一般の銘柄は投資信託の残高が1,000万円未満の場合は年率0.1%、1000万円以上の場合は年率0.2%となっています。
ただし、販売会社(SBI証券)が受け取る信託報酬が低い銘柄は、信託報酬を上限とした付与率となっていました。
今回、SBI証券から発表された『投信マイレージ』の変更は、このポイント付与率の改悪になります。
SBI証券『投信マイレージ』の変更内容とは?
それでは、今回のSBI証券『投信マイレージ』の変更内容を見ていきましょう。
SBI証券の発表によると、
投資信託の月間の平均保有金額に応じてポイントが貯まる「投信マイレージサービス」において、一部対象銘柄のポイント付与率を2022年2月(2022年3月付与分)より…変更(引き下げ)いたします。
この度の変更は、ポイント付与率の上限は販売会社が受け取る手数料(信託報酬)等の「税抜き」分までとすることが適切と判断したことによるものであり、現在、販売会社が受け取る『税込み』の信託報酬率と同率程度のポイント付与率としている一部の銘柄について、『税抜き』の信託報酬率と同率程度のポイント付与率まで引き下げを行います。
なお、本変更は投信マイレージサービスのプログラム自体を大きく変更するものではなく、また、現時点で他の銘柄も含め、更なるポイント付与率の引き下げやポイント付与日の変更等は予定しておりません。…
SBI証券 2022年1月7日 一部銘柄の「投信マイレージ」の付与率変更に関するお知らせ より
となっています。分かりにくいので、簡単に説明します。
発表は、2022年1月7日でした。
2022年2月の投資信託保有残高に対するポイントから付与率が変更されます。
一部銘柄となっていますが、具体例を上げると、『emaxis slim米国株式(S&P500)』や『SBI・V・S&P500インデックス・ファンド』などの低コストで人気の投資信託が対象銘柄となっています。
私たち、投資信託の保有者は、資産を運用したり管理してもらうための信託報酬を支払っています。
信託報酬は、販売会社(SBI証券など)、委託会社(三菱UFJ国際投信株式会社など)、受託会社(三菱UFJ信託銀行株式会社など)の3者が分け合います。
この信託報酬のうち、SBI証券の取り分の一部を『投信マイレージ』として、投資信託の保有者に還元してくれているのです。
この還元率は、信託報酬のSBI証券の取り分より少なくなければいけません。
そりゃ、取り分より還元が多かったら、売った分だけ赤字になっちゃいますからね。
変更前は、SBI証券の税込の取り分を上限として還元していたのですが、変更後は、税別の取り分を上限として還元します、と言うのが今回の変更(改悪)の内容です。
もっと簡単に分かり易く具体例を挙げて説明します。
今回の変更の対象となった『emaxis slim米国株式(S&P500)』の場合、信託報酬のうちSBI証券の取り分は、0.0374%(税込)です。内訳は、取り分0.0340%(税別)+消費税0.0034%です。変更前の『投信マイレージ』の還元率は、SBI証券の税込の取り分と同じ0.0374%でした。
あなたが、『emaxis slim米国株式(S&P500)』を100万円分保有していたとしたら、SBI証券は、あなたから信託報酬として年間374円を受け取ります。このうち34円は消費税として、SBI証券が国に納税します。実質SBI証券の取り分は340円です。にもかかわらず、374ポイントをあなたに還元していたのです!
赤字じゃない!?
変更後は、還元するポイントを、SBI証券の税別の取り分と同額の340ポイントにします、というのが今回の変更(改悪)の内容です。
これを改悪と言ったら、SBI証券がかわいそう。
今までは、楽天証券に対抗するために赤字で頑張ってたという事ですね。
楽天証券大丈夫?
※正確性より分かりやすさを優先して説明しています。参考程度としてください。
※対象銘柄や還元率はSBI証券のお知らせをご覧ください
今後の方針
今回の『投信マイレージ』の変更の発表を受けて、社畜の方針をお話します。
今回の発表の前に、つみたてNISA以外の投資信託は、1年に1回程度、楽天証券からSBI証券に移管しようと考えていることをお話しました。
今回の発表を受けても、この考えは変わりません。理由は、『改悪』と言えるほどの変更ではなかったからです。
emaxis slim米国株式(S&P500)は若干ダメージを受けますが、レバナスは変更の対象銘柄ではありませんでした。
また、最後の一文「現時点で他の銘柄も含め、更なるポイント付与率の引き下げやポイント付与日の変更等は予定しておりません。」が決め手となりました。
安心感がハンパないね!
楽天証券を完全に置き去りにしましたね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
経済的自由を目指す人の参考になれば嬉しいです。
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